※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ GP−PRO/PBV for Windows          V5.00h ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     2001年12月27日              株式会社 デジタル はじめに この度は、GP-PRO/PB3 for Windowsをご購入いただき誠にありがとうございます。 GP-PRO/PB3 for Windowsはグラフィック操作パネルGP70,77R,GP2000シリーズ 専用画面データ作成ソフトウエアです。Windowsの環境を生かした操作性及び 高機能を実現しています。 ================================= 目次 ================================= *イーサネット転送ご使用時の注意事項(重要) 0.不具合改修一覧 1.バージョン5の新機能  1-1.新規対応GP  1-2.新規対応プロトコル  1-3.GP2000シリーズのバージョンアップ機能  1-4.その他のバージョンアップ機能 2.インストールの方法  2-1.インストールする前に確認すること  2-2.インストールの手順 3.すでに確認されている問題  3-1.強制終了が出たとき  3-2.Windows2000,NT使用時の注意事項  3-3.GPPRO2,3のデータ取り込みについて  3-4.属性変更について  3-5.オブジェクトの回転について  3-6.個別転送について  3-7.シミュレーションが動作しない場合 3-8.シンボルの自動インクリメント機能について 3-9.ロギングデータについて 3-10.アラームメッセージについて 4.PROPB/DOSバージョンとの互換性  4-1.文字列の描画順序  4-2.銘板の設定が最大4行ひとまとめになります  4-3.タグ名について  4-4.X画面の作画方法  4-5.キーの互換性について  4-6.ポップアップキーボードについて  4-7.自動再表示機能がなくなりました 5.アンインストールの方法  5-1.アンインストールする前に確認すること  5-2.アンインストールの手順 **************************************** イーサネット転送ご使用時の注意事項(重要) **************************************** 1.GP-2400,GP-2500,GP-2600及びGLC-2400をご購入後初めてイーサネット転送  によるシステムプログラムのセットアップを行う場合、ネットワークの回線の  状態によってはGPのシステムプログラムのセットアップが正常に終了せず,  中断する場合があります。  この場合は、一旦GP本体をリセットし、ネットワークの負荷を落とした状態で  再送するか、シリアル転送にてセットアップを行ってください。  なお、この問題は、イーサネット転送によるセットアップの時でGP本体が  工場出荷状態の時だけに発生し、シリアル転送時または一旦GPにシステム  プログラムを転送すると発生しません。 2.GP-2400,GP-2500,GP-2600及びGLC-2400をご購入後初めてルータを経由した  イーサネット転送によるシステムプログラムのセットアップを行う場合、  GPのシステムプログラムのセットアップが終了後、2Way ERRORが発生し、  中断する場合があります。  この場合は、一旦GP本体をリセットし、再度イーサネット転送を行ってください。  なお、この問題は、イーサネット転送によるセットアップの時でGP本体が  工場出荷状態の時だけに発生し、シリアル転送時または一旦GPにシステム  プログラムを転送すると発生しません。 3.GP*70及びGP*77Rシリーズでイーサネット通信の可能な機種と拡張オプション  の組み合わせにて、既にGP本体側にメモリリンクEthernetプロトコルまたは  2Wayドライバ(GP*77Rのみ)がセットアップされている場合は、本ソフトウェア  にてイーサネットでの画面転送は行えますが、システムプログラムのセットアップ  は行えません。  システムプログラムまたはプロトコルをセットアップする場合は、シリアル転送  をご使用ください。 その他の注意事項についてはマニュアルを参照して下さい。 ================================= 0.不具合改修一覧 ================================= --------------------------------- 0-1.V5.0の不具合改修一覧 /*** 作画ソフト ***/ /-- V5.00h --/ 1.Dスクリプトのアドレス一括変換で手入力された0の少ないアドレスが正しく変換されない /-- V5.00g --/ 1.ビットログアラームが768までしか印刷されないことがある 2.Dスクリプトのトリガにシンボルを使用しているとアドレス一括変換後、アドレスに変換される /-- V5.00f --/ 1.GLCシンボルが正しくインポートできない場合がある 2.縦型GPにてグルーピングされた描画をセーブするたびに、1ドット描画がずれる 場合がある。 /-- V5.00e --/ 1.エクセルで修正したアラームのCSVデータをインポートするとアドレスの内容が変わる場合がある 2.階層マネージャからファイルの選択をするとGPシステムの内容が書き換わる場合がある /-- V5.00d --/ 1.シミュレーションの移行に失敗する場合がある 2.ウィンドウ登録中断後に描画をおこなうと強制終了する 3.折れ線グラフ部品で下塗り込みが発生してしまう 4.Dスクリプト関数、グローバルDスクリプトのRTF、印刷で強制終了する場合がある /-- V5.00c --/ 1.図形表示器が最低4ドットまで小さくならない 2.SIO関数を使用したアドレス一括変換が正しく動作しない、また、変換時間が非常に遅い 3.画面背景色の設定を行うと、GP上で画面四隅が欠ける場合がある 4.ctrl+連続直線で描画するとロックするケースがある 5.テキスト画面、マーク画面がセーブできない場合がある 6.グルーピングされているマーク呼び出しがDXF変換できない 7.Dスクリプトが含まれている画面を画面を開くのダイアログのプレビュありでコピーした場合、強制終了する可能性がある 8.ロギング設定・印刷設定で罫線が2列あるとき、削除キーが効かない 9.ロギング設定時、ALT+TABキーを押下すると、強制終了する場合がある 10.ベース画面を「画面変更」で画面番号をかえるとテキスト画面になる 11.MELSECNET/10,CC-LinkのGPシステム設定一覧印刷プレビューで、項目名が表示されない 12."Cansel"と明記されているところがある 13.システム設定を行うとブリンク設定できなくなる 14.ファイリングで複数フォルダを使用するとCFカードに保存できるデータサイズが59Kに制限される 15.グループオブジェクトに対して、画面データ一覧にてCtrlを押しながらダブルクリックすると強制終了する 16.グリッド間隔を奇数にすると格子グリッドと実際のグリッドがずれてしまう 17.グローバルDスクリプトでネスティング先の関数が動作しない 18.タグ一覧の縦のスクロールバーが表示されないことがある 19.1:nプロトコルのCFバックアップデータが作成できない /-- V5.00b --/ 1.ProServerのnpjファイルを作画ソフト側からシリアル転送行った場合、転送がロック する場合がある。 2.シミュレーションの移行に失敗した場合、再度シミュレーションが起動出来ない ================================= 1.バージョン5の新機能 ================================= --------------------------------- 1-1.新規対応GP (1)GP-2400,GP-2500,GP-2600 (2)GLC2400 --------------------------------- 1-2.新規対応プロトコル (1) 三菱電機 MELSEC Qシリーズ CPU直結   (2) 三菱電機 MELSECNET/10 (3) 三菱電機 FREQROLシリーズ (4) 三菱電機 CC-Linkインテリジェントデバイス (5) オムロン THERMAC NEOシリーズ (6) 富士電機 FRENICS50000G11S/P11Sシリーズ,FVR-E11S/C11Sシリーズ (7) GE-Fanuc Automation 90-30/70 SNP (8) SIEMENS SIMATIC 545/555シリーズ (9) 理化工業 CB/SR-Miniシリーズ (10)神港テクノス FC/FIR/GC/FCL/PC-900/Cシリーズ --------------------------------- 1-3.GP2000シリーズのバージョンアップ機能 1-3-1.拡張SIO (1)シリアルバーコードリーダーに対応しました。 (2)2次元コードリーダーに対応しました。 1-3-2.Dスクリプト (1)拡張SIOの送信、受信関数をサポートしました。 1-3-3.イーサネット転送 (1)GPにあらかじめ設定されたIPアドレスで転送できるようになりました。 (2)シミュレーションでイーサネット通信に対応しました。 1-3-4.256色対応 (1)256色表示できるようになりました。 注意:256カラー設定にすると、ブリンク設定はできません。 また、カラー設定を画面毎に設定することはできません。 1-3-5.日本語FEP対応 (1)日本語FEPを使用できるようになりました。 1-3-6.Qタグ (1)監視メッセージ数を2048個まで拡張しました。 (2)時間フォーマットで2桁表示を追加しました。 (GP77Rシリーズ、GP377も対応) 1-3-7.ロギング設定 (1)ロギングワード数を255ワードまで拡張しました。 1-3-8.VM機能 (1)VMユニットに対応しました。 1-3-9.モーメンタリタッチブザー (1)ワンショットブザーに対応しました。   (GP77Rシリーズ、GP377も対応) 1-3-10.SRAM (1)256Kバイトに容量をアップしました。 1-4.その他のバージョンアップ機能 (1)Dスクリプトアドレス一括変換に対応しました。 (2)シリアルポート選択でCOM3〜COM9に対応しました。 (3)圧縮ツールがプロジェクトマネジャのメニューから選択できるようになりま した。 (4)連続直線/塗り込み多角形の頂点編集(追加/削除)ができるようになりました。 (5)編集時の右クリックのメニューを追加しました。 (6)ツールバーをフラットツールバーに変更しました。 (7)グリッド位置の調整ができるようになりました。 (8)折れ線グラフ/データサンプリングのチャンネル数の総数を表示できるよう になりました。   その他詳細についてはマニュアルを参照して下さい。 ================================= 2.インストールの方法 ================================= --------------------------------- 2-1.インストールする前に確認すること ・常駐しているアプリケーションプログラムを終了させて下さい。 --------------------------------- 2-2.インストールの手順 ・CD挿入後メニューが表示されます。”インストール”を選択して下さい。 注意:PCによってはCD自動立ち上げを許可させていない場合があります。 この場合はエクスプローラ等でCD内部の”Install.exe”をクリックして 下さい。 --------------------------------- ================================= 3.すでに確認されている問題 ================================= --------------------------------- 3-1.強制終了が出たとき 本ソフトウエアを使用中に「PMGR 一般保護エラー(強制終了)」が発生した場合は、 以下の設定を行い再度パソコンを立ち上げ直していただくことにより、強制終 了を回避出来る場合があります。それでもエラーが発生する場合は「デジタル サポートダイアル」にお問い合わせください。 1.作画途中に強制終了、もしくは印刷が正しく行われない場合  ハードウエアアクセラレータ設定を変更することにより回避出来る場合があ ります。  ・設定変更方法 「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」->「システム」 ->「パフォーマンス」->「グラフィックス」のハードウエアアクセラレータの 設定を左から2番目の「基本」に設定する。 2.印刷時に強制終了、もしくは印刷が正しく行われない場合  プリンタ購入時に付属されているプリンタドライバを再インストールするこ とにより回避出来る場合があります。 3.転送エラーが発生した場合  作画ソフト側がハンドシェイク中にGPが転送モードに切り替わらない場合は  通信ポートの設定を変更することにより回避出来る場合があります。  ・設定変更方法 「スタート」->「設定」->「コントロールパネル」->「システム」   ->「デバイスマネージャ」->ウィンドウ内の「ポート(COM&LPT)」->「通信ポー ト(使用ポート)」->「ポートの設定」->「詳細設定」の送信バッファの値を低く する。 --------------------------------- 3-2.Windows2000,NT使用時の注意事項 1.画面確認について 3速ブリンク設定を行った画面について画面確認を行うと、ブリンク速度と色 がGP上と違う場合があります。画面確認のみの問題であり画面データは全く 問題ありません。 2.GPPRO2のデータ取り込みについて 画面外にはみ出たオブジェクトを含む画面を取り込むと”メモリーエラー” が発生する。画面内に入れ込むことにより正しくコンバートできます。 --------------------------------- 3-3.GP-PRO2,3のデータ取り込みについて   回転されたA,a,Q,Xタグを取り込むと90度の場合は上に1ドット、180度の場 合は左上に1ドット,270度の場合は左に1ドットずれます。 --------------------------------- 3-4.属性変更について   マーク画面を2つ以上選択し、画面サイズの違うマークに属性変更すると、 ハンドル表示がマークサイズと一致しません。データは正しく変換されて います。再選択により正しくハンドルが表示されます。 --------------------------------- 3-5.オブジェクトの回転について 1.アラーム表示器を180度回転させるとGP上で1ドット表示がずれる。横型、縦型 GPタイプとも、回転させずに設定して配置すると問題ありません。 2.a,Aタグを90度または180度で配置してセーブし再オープンすると1ドット表示  がずれる。横型、縦型GPタイプとも、回転させずに設定して配置すると問題あ りません。 --------------------------------- 3-6.個別転送について   ビットログアラーム、ワードログアラーム、データサンプリング、H70グロ ーバルについては個別転送のメニューに常に表示されます。データが無い 場合に選択しても誤動作はいたしません。 --------------------------------- 3-7.シミュレーションが動作しない場合 1.PC98シリーズのノートパソコンをお使いの場合、シリアルポートがハーフピッチ  の場合、デジタル指定の製品かお確かめ下さい(オペレーションマニュアル参照) --------------------------------- 3-8.シンボルの自動インクリメント機能について 1.シンボルの文字列は20文字まで設定可能ですが、自動インクリメント機能を  使った場合は、シンボルの後ろに追加される”+1”などの文字列を含めて  20文字以内になるようにお願いいたします。インクリメントの文字列を含めて  20文字を越えると誤動作を起こす可能性があります。 --------------------------------- 3-9.ロギングデータについて 1.プレビュー表示にてデータ表示行数を1600以上にすると正しく表示出来ない  場合があります。 2.列設定時に相対に変更したままOKすると、情報タブの表示スタイルが空白になる  場合があります。 3.簡易モード設定の257列作成した表示設定を、互換モード設定のプロジェクトに単独で  ドラッグ&ドロップしてコピーすると、列の削除ができなくなる場合があります。 --------------------------------- 3-10.アラームメッセージについて 1.アラームアドレスにシンボル定義した場合、GPからの受信データはアドレス表記  に変わってしまいます。 ================================= 4.旧バージョンとの互換性 (GP-PRO/PB3 DOS版との互換性) ================================= --------------------------------- 4-1.文字列の描画順序  GP-PRO/PB3 DOS版(以下DOS版)では文字列が一番最後に描画されていた為、他の  オブジェクトとの重なりが生じた場合でも、文字列は一番手前になっています。  そのオブジェクトを変換して見るとGP-PRO/PB3 Windows版(以下Win版)では、 文字列を含んだオブジェクトをグルーピングされた場合、その上に他のオブジ ェクトを重ねると文字列は、そのオブジェクトの後ろに隠れて描画されます。 --------------------------------- 4-2.銘板の設定が最大4行ひとまとめになります  DOS版ではスイッチやランプの銘板は4行設定でき、それぞれの文字列が部品上  でバラバラに配置することや各々の文字列に色属性を持たせることが出来まし  た。Win版では、その4行をグループにして、部品上で移動させる様になりました。  そのグループに対して色属性を変更することができ、各行をバラバラに分解して  配置させることはできません。そのグループの中でのセンタリングが行えます。 --------------------------------- 4-3.タグ名について (1)Win版では、同一タグ名を許しています  同画面にKタグを複数配置する場合は必ずタグ名を変更してご使用ください。  詳しくはマニュアルをお読みください。 (2)タグネームに漢字の入力が可能です (3)タグネームの表示文字サイズが8*8から8*16になります --------------------------------- 4-4.X画面の作画方法  他のエディタからカット&ペーストでコピーできるため、Dos版のように  ファイル変換作業はありません。 --------------------------------- 4-5.キーの互換性について  正円、正四角等を書く場合の'Alt'キーが'Ctrl'キーに変わっています。 --------------------------------- 4-6.ポップアップキーボードについて  ポップアップキーボードが環境設定からなくなり数値入力項目で起動させる  ようになりました。 --------------------------------- 4-7.自動再表示機能がなくなりました  作画スピードを上げるために排除しました。  再表示ボタンをクリックすることにより画面確認できます。 --------------------------------- ================================= 5.アンインストールの方法 ================================= --------------------------------- 5-1.アンインストールする前に確認すること ・作成した画面は基本的にDatabaseフォルダにセーブされています。必要な場合は  バックアップを行って下さい。 ・作成・追加されたライブラリファイルはCPWフォルダにセーブされています。必要  な場合はバックアップを行って下さい。 --------------------------------- 5-2.アンインストールの手順 ・プログラムの「ProPB3Win」->「アンインストール」を選択し実行して下さい。書き換えら  れた、もしくは新規書き込みされたファイルはそのまま残ります。必要な場合は  コピーし、削除ファイルを確認後問題なければ全てを削除して下さい。 --------------------------------- 注意:この資料の一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ※※※※※※ README.TXT 終わり ※※※※※※