※※※※※※※※※※※※※※※※※ GP-Pro EX V2.1 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 2007年 11月 13日 株式会社 デジタル はじめに この度は、GP-Pro EXをご購入いただき誠にありがとうございます。 GP-Pro EXは、グラフィック操作パネル用のプロジェクトデータを作成する ソフトウェアです。 Windowsの環境を生かした操作性及び高機能を実現しています。 目次 (0)バージョン エディタ :Ver.2.10.100 ランタイム :Ver.2.10.10 OSコア :Ver.2.4.1 (GP-3200シリーズ) :Ver.2.4.0 (GP-3200シリーズ以外) メモリローダ :Ver.2.10.0 WinGPランタイム :Ver.2.10.10 (1)インストール時の注意事項 インストール終了後、再起動を促すメッセージが表示されますが、その際に、 ”いいえ”を選択し再起動せずにそのまま使用すると、USB転送ケーブルが 正しく認識されませんので、USB転送ケーブルを使用する際には、必ず再起動 してから使用してください。 (2)新機能対応 (3)エディタ 3-1 不具合改修 3-2 各種制限事項 (4)本体 4-1 不具合改修 4-2 各種制限事項 (5)接続機器 5-1 不具合改修 5-2 各種制限事項 (6)その他機能 6-1 コンバータ 6-1-1 不具合改修 6-1-2 各種制限事項 6-2 動画コンバータ 6-2-1 不具合改修 6-2-2 各種制限事項 6-3 WinGP 6-3-1 不具合改修 6-3-2 各種制限事項 6-4 GPリモートプリンタサーバ 6-4-1 不具合改修 6-4-2 各種制限事項 6-5 Webサーバ 6-5-1 不具合改修 6-5-2 各種制限事項 6-6 GP-Viewer EX 6-6-1 不具合改修 6-6-2 各種制限事項 (7)マニュアル 本バージョンでは、機種 GP-3***-CA1M(CANopen マスタ)、CANopen スレーブユニット(HTB) は未対応です。 マニュアル内にこれらに関する以下の記載がありますが、本バージョンでは未対応になりますので あらかじめご了承ください。 ・機種 GP-3***-CA1M(CANopen マスター) ・CANopen スレーブユニット(HTB) ・CANopen マスタ I/Oドライバの機能および設定 ・I/O ドライバ命令(SDOR・SDOW・DGMT・DGSL) ・I/Oドライバのシステム変数(#L_IOMasterDrv[*]) ・CANopen マスタ I/Oドライバのオフラインモード ・CANopen マスタ I/Oドライバのエラーメッセージ 内容 ============================================================================================== (2)新機能対応 ・LT3300シリーズ ・アラーム履歴のデバイスデータ取得 ・セキュリティパスワードのID対応 ・文字サイズ自動調整 ・タイ語重ね文字 ・設定値表示器のBCD小数点なし機能 ・レシピ機能のフロート対応 ・ランプ部品の256ステート対応 ・GP2000シリーズとの描画順互換 ・グローバルインターロック ・ロジック運転開始の通信同期 ・ジャストサイズフォントの対応 ・DスクリプトのUSB対応 ・操作ログ ・メモリリンク流れメッセージコマンド ・ファンクションバー機能 ・カラーワークスペース対応 ・パッケージのインポート/エクスポート ・画面呼び出し部品からの画面表示 ・構造体変数のドラッグ&ドロップ ・未使用シンボル変数の一括削除 ・シミュレーションのロジック対応 ・シミュレーションのI/Oビュー対応 ・ヒストリカルトレンドの過去表示機能拡張 ・RPAの機能拡張 ・アラーム履歴のデバイスデータ取得 ・GP-Viewer EX ・GPリモートプリンタサーバ ・Webサーバ ・CSVデータ転送で日時、データのみ上書き対応 ・USBキーボード対応 ・オフラインでNPXプロジェクト情報の表示 ・サンプリング、アラーム履歴、共通設定のマルチPLCでの通信同期待ち方法変更 ・キーエンス製バーコードリーダBL-80RK対応 <ドライバ> ・新規ドライバ ・(株)日立製作所 S10V シリーズ イーサネット ・神港テクノス(株) 調節計 SIO ・東芝機械(株) PROVISOR TC200 ・(株)東芝 コンピュータリンク SIO ・富士電機機器制御(株) MICREX-SXシリーズ SIO ・(株)キーエンス KV-700/1000 シリーズイーサネット ・バージョンアップ ・(株)デジタル メモリリンク(描画コマンド対応、流れメッセージ対応) ・三菱電機(株) A シリーズ CPU 直結(パススルー対応) ・三菱電機(株) Q シリーズ CPU 直結(モーションCPU対応) ・三菱電機(株) Q シリーズ イーサネット(MELSECNET管理局/リモート局対応) ・三菱電機(株) Q/QnA シリアルコミュニケーション(MELSECNET管理局/リモート局対応) ・Rockwell Automation Ethernet/IP ドライバ (L5K対応, 通信パフォーマンス向上) ・Siemens AG SIMATIC S7 MPI 直結(パススルー機能対応) ・SIMATIC S7 イーサネット(シリーズ追加) ・横河電機(株) パソコンリンク SIO(温調計対応) ・シャープ MS (株) JWシリーズ コンピュータリンクSIO(シリーズ追加) ・シャープ MS (株) JWコンピュータリンクイーサネット(シリーズ追加) ・Schneider Modbus SIOマスタ (シングルビットリード対応、エラーチェック機能対応) ・Schneider Modbus TCPマスタ(シングルビットリード対応、エラーチェック機能対応) ・GE Fanuc Automation Series90 Ethernet(シリーズ追加) ・その他、各ドライバにてデバイスモニタ機能を対応 <WinGP> ・新機種(APL-3000B、PS-3450A、PS-3451A、PC/AT互換機)    ・デバイスアクセスAPIにおいて、GP-Pro EX V2.10で新規追加されたシステム変数に      対応しました。 (3)エディタ 3-1 不具合改修 ==========V2.10.100===================================================================== <保存> ・イメージを画面に配置後に圧縮を設定すると、プロジェクトが保存できない 場合がありました。 <検索> ・検索結果で、Ctrlキーを押下しながらの複数選択、Shiftキーを押下しながら の一括選択が共にできませんでした。 <図形表示器> ・入力範囲と表示範囲の最小値に小数点の数値を入力すると、小数点以下が 四捨五入されてしまう場合がありました。 <部品> ・データ表示器で、接続機器変更を行うと属性変更ダイアログの接続機器欄が 空白になる場合がありました。     ・ヒストリカルトレンドグラフで、全体を選択後マウスで拡大/縮小を行うと      スイッチ部品及び、銘板文字のフォントのサイズが異なる場合がありました。     ・中抜きの円グラフで、外円と内円を同じに設定すると、塗り込み漏れが発生す る場合がありました。     ・システムキーボードで、他と形状の異なるキーが混入していました。 <プレビュー> ・プレビュー時に図形表示器で呼び出した画像の一部が欠ける場合がありました。    <アラーム>     ・項目名に半角カナ入力時、表示文字数を変更すると表示文字数内の文字まで      消えてしまう場合がありました。    <Dスクリプト>     ・Dスクリプト複数画面表示させると強制終了する場合がありました。 ==========V2.10.000===================================================================== <描画> ・文字列の拡大/縮小を行なう際に、文字位置が移動していたため基準点の仕様を 文字列の中心から左上に変更しました。 ・標準フォントにてエディタ上で表示できない文字がありました。 <編集> ・編集操作において「反転」が出来ない場合でも「メニュー」の「反転」が有効に なっていました。 ・グリッド幅が6ドットより小さい場合の編集操作が正しく行なえない場合がありました。 ・VMユニットウインドウの表示エリアサイズを変更できるように改善しました。 ・アドレス設定ウィンドウのリファレンス機能からデータ表示器へジャンプできま せんでした。 ・部品一覧編集においてマウス操作を改善しました。 ・1画面あたりのデータサイズが大きいプロジェクトファイルが正しく開けない場合 がありました。 ・機種変更を行なうと「アラーム部品」の「項目名」がずれることがありました。 ・Dスクリプトの相互参照エラーが発生する条件が間違っていました。 ・Dスクリプト部品をコピー&ペーストすると強制終了することがありました。 ・Dスクリプトのデータが正しく生成されない場合がありました。 ・テキスト画面にてテキスト入力中に最大文字数を減らすと改行コードが消えてしまう ことがありました。 ・プロジェクトコンバータによって変換されたプロジェクトファイルが正しく読み込めない 場合がありました。 ・ロジックプログラムのコピー&ペーストにて強制終了する場合がありました。 ・アラーム設定のインポート時に正しくデータが設定されない場合がありました。 ・図形表示器の「表示方法」の設定が「ON」になってしまうことがありました。 ・Editorの表示言語が英語である時にツールバー設定の項目が日本語で表示されていました。 ・接続機器の変更時にアドレス一括変換が正しく行なえない場合がありました。 ・「ロジックプログラム」の設定を「使用しない」に変更できませんでした。 ・画面呼び出しを使用してグループ化を行なうと部品数の警告が出ないことがありました。 <印字> ・日本語、英語以外の設定時にアラームの印字が正しく行なわれないことがありました。 ・印刷プレビューで正しい内容が表示されないことがありました。 <保存> ・銘板表示なしの部品を用いたプロジェクトを保存する時に座標情報が正しく保存出来ない 場合がありました。 <検索> ・検索にてDスクリプト内の検索が正常に出来ない場合がありました。 <図形表示器> ・図形表示器のクリア機能を改善しました。 ・図形表示器の選択図形の表示を改善しました。 ・既に配置した図形表示器において移動させることが出来ない場合がありました。 <システム設定> ・Rockwell Ethernet/IPのControlLogix/CompactLogix シリーズネイティブドライバ 使用時にシンボル内のアドレスがUndefinedになってしまうことがありました。 ・ウォッチドッグタイマに設定しているアドレスが変更になる場合の仕様を改善しました。 ・ネットワークプリンタのIPアドレス設定欄を改善しました。 <部品> ・ランプ部品にて正しく塗りこみが行なわれない場合がありました。 ・複数ステートを持つ部品の回転が正しく行なわれない場合がありました。 ・「文字列テーブル」を使用している「部品」が正しく参照出来ない場合がありました。 <転送> ・プロジェクトファイル受信後のファイル保存時、誤ったメッセージが表示されることが ありました。 ・Windowsの設定により転送出来ない場合がありました。 ・自動転送が正しく出来ない場合がありました。 <サンプリング> ・「サンプリング」機能にて使用可能な設定のみ設定できるようにしました。 <プレビュー> ・画面呼び出しを使用している際に正しくプレビューされない場合がありました。 <モニタ> ・PCの設定によってはモニタリングが出来ない場合がありました。 <シミュレーション> ・シミュレーションのアドレスビューで「BCD表示」が正しく表示されないこと がありました。 ・ブリンク有りの図形や部品がブリンクしない場合がありました。 ・数値表示器のカラー設定をアドレス指定に設定している場合にカラーコードを 格納しても色が変更しませんでした。 3-2 各種制限事項 <編集> ・グループ化した部品にフォーカスがある時、ファンクション機能の「次の部品」 「前の部品」が動作しない場合がある。マウスにて選択してください。 ・グループ化した描画にフォーカスがある時、ファンクション機能の「次の描画」 「前の描画」が動作しない場合がある。マウスにて選択してください。 ・ランプ部品の256ステートを使用した場合、編集速度が遅くなる場合がある。 <転送> ・転送時のプログレスバーが実際の転送処理の経過と一致しない場合があります。 本現象は、プロジェクト転送には影響がありませんので、そのままご使用ください。 ============================================================================================== (4)本体 4-1 不具合改修 ==========V2.10.100===================================================================== (OSコア)     <CFカード>      ・CFカードへのアクセスを頻繁に行うと、稀に ファイルへのリード・ライト       ができなくなることがありました。     <タッチスイッチのブザー>      ・GP-3200シリーズでモーメンタリスイッチと他のスイッチを重ねて配置した       場合にスイッチを離すタイミングによりブザーが鳴り止まない場合や他の       スイッチを押したときにブザーが鳴り止まない場合がありました。 (ランタイム) <描画> ・扇形を配置した場合に、扇形の円弧の部分の両端の2点(扇形の半径と円弧 の交点)が本来描画されるべき位置から数ドットずれることがありました。 ・扇形を塗りこみ有で描画すると、枠の設定に関係なく枠が描画されました。 ・面取り四角形(丸)を破線に設定した時、面取り部分が正しく描画できま せんでした。 <レシピ>      ・CSVデータ転送用表示器で条件名に "(ダブルクォーテーション)を含む場合       に正しく表示されませんでした。 <ヒストリカルトレンドグラフ>      ・ヒストリカルトレンドグラフの過去表示を押下すると、フリーズすること       がありました。 <アラーム履歴>      ・電源ON時に、ビットが立っていないアラームメッセージが表示されることが       ありました。 <動画表示器>      ・動画表示のファイルマネージャでPLAYボタンを連打するとフリーズやオフ       ラインへの移行ができなくなることがありました。 <VMユニット>      ・VMユニットウィンドウ設定にて画像ウィンドウが左右に2つ並んだタイプ       を選択したときに、右側の画像ウィンドウが表示されない場合がありました。 <オフライン>      ・システムエリア一覧表示画面を表示しようとすると、遠隔監視設定画面が       表示されました。 ==========V2.10.000======================================================================= (OSコア) ・COM1のRI信号が正しく出力されていませんでした。 ・「Siemens AG」の「SIMATIC S7 MPI直結」において、通信エラーが発生する 機種がありました。 ・個別転送を行うとメモリがリークしていました。 (ランタイム) <スイッチ> ・ポップアップキーボードを表示したまま画面切り替えを実施したときに、 ポップアップキーボードが表示したままになることがありました。 ・システムメニューの表示位置にスイッチを重ねて配置した場合に、 輝度/コントラストバーを表示させると、スイッチがONのままになることがありました。 ・[[#MEMLINK]0010]または[[#MEMLINK]0013]に割り当てたワードスイッチでデータ 書き込み時にブザーが鳴りませんでした。 ・[[#MEMLINK]0010]に割り当てたスイッチに、ディレイ機能の二度押しを設定した場合に、 二度目に押した時のブザーが鳴りませんでした。 ・一部の部品形状がエディタと本体で異なる場合がありました。 ・自動OFF付きグループをウィンドウ上に設定するとスイッチがOFFしない場合が ありました。 <データ部品> ・画面切替時にデータ部品のポップアップキーボードが消えない場合がありました。 <アラーム履歴> ・アラーム履歴一括印字で、印字中にオフラインモードに移行後、オンラインモードへ 戻ると印字されませんでした。 ・アラーム履歴のサブ表示にタイ語のテキスト画面を指定した場合にテキストが表示 されていませんでした。 ・アラーム設定で全角128文字以上のメッセージを登録した場合、アラームメッセージに ゴミデータが表示されていました。 ・他のアラーム表示ビットの発報条件がONになると、別のアラームが表示されること がありました。 ・アラーム設定のアクティブまたはヒストリ表示でアラーム表示行の前に空白行が 表示されることがありました。 ・ベース画面とウィンドウ上にアラーム履歴部品を設定し、ベース画面のアラーム メッセージをクリアするとウィンドウのアラームメッセージもクリアしていました。 <流れアラーム> ・流れアラーム表示中にロジックモニタ画面でシステムメニューを表示させると、 上表示に設定したシステムメニューを下に表示していました。 <サンプリング> ・サンプリング設定の「表示CSV設定」で、表示するデータ形式を「Float」指定にした 場合に、CSV保存を行うと、出力されたCSVファイル内のfloat値に誤りがありました。 ・サンプリングのクリアビットを立てた直後に自動保存モードを終了するとハングアップ する場合がありました。 ・ヒストリカルトレンドで入力範囲を±1000で設定すると、サンプリングアドレス値と 過去データ表示アドレス値が異なる場合がありました。 ・データ書き込み機能とCSV保存機能を同時に使用するとハングアップする場合がありました。 <ヒストリカルトレンドグラフ> ・ヒストリカルトレンドグラフの過去モード表示中にサンプリングデータをクリアした場合に、 過去モードから復帰してサンプリングが再開されてもグラフが表示されませんでした。 <データ一括表示グラフ> ・データ一括表示グラフの入力/表示設定の最大値と最小値の幅が小さいときに、グラフが 正しく表示されない場合がありました。 <Dスクリプト> ・スクリプトでCFファイルを作成したとき、本来大文字になるファイル名が小文字になる ことがありました。 ・_CF_dir関数にて、拡張子の無いファイルの末尾にドットを付加していました。 ・IO_Write関数を5V電源供給有りで使用すると、正常に動作していませんでした。 <動画表示器> ・ファイルマネージャでFTPからの動画再生を実行したときに エラーが発生している にもかかわらずステータスアドレスにエラーが設定されないことがありました。 <VMユニット> ・VMユニットを使用してRGB入力を行った場合に表示できない場合がありました。 <レシピ> ・データ長が大きいCSVデータをGPへデータ転送すると、ハングアップすることがありました。 ・CSVデータ転送で上書き転送を行う場合に、コメント欄の末尾に不要な文字列が付加される ことがありました。 ・CSVファイルのコメント列にカンマが含まれている場合、データを正常に転送でき ませんでした。 ・CSVデータ転送部品で文字数を奇数に設定し、CSVデータの条件名が半角のときに全角文字 の条件名に書き戻すとCSVデータ転送部品の表示が正しく表示されませんでした。 <エラーメッセージ> ・エラーメッセージが表示し続けるような状態で、エラーメッセージをウィンドウ形式で 表示すると、画面の表示更新が遅いことがありました。 ・エラーメッセージが全角文字を含んでいる場合に、半角スペースが挿入されることが ありました。 ・エラーメッセージが頻繁に更新されている状態で、PLCデバイスに対して大量の データを書き込むとシステムエラーになることがありました。 ・フォントデータがない場合に表示されるエラーメッセージがマニュアルと異なっていました。 <オフライン> ・画面表示をOFFにしてオフラインに移行すると、オフライン画面が表示されませんでした。 ・GP-32**、GP-3302Bにおいてオフラインメニューの「SRAM」のスイッチを押下しても スイッチが反応しませんでした。 ・オフラインでセキュリティパスワードの変更をしても変更内容が反映されていませんでした。 ・セキュリティパスワードには、スペースは入力できない仕様ですが、オフラインの セキュリティパスワード変更画面ではスペースが入力できていました。 ・オフラインのスクリプト設定画面で表示されるメッセージに一部誤りがありました。 ・動画再生の調整画面にてファイル名が正しく表示されない場合がありました。 ・オフラインでSRAM→CFへ転送したバックアップSRAMのデータを、CF→SRAMで書き戻そう とした場合にエラーとなり、書き戻せない場合がありました。 ・SRAM自動バックアップ機能でアラーム履歴のメッセージ数が異なる場合でもCF→SRAMへ コピーできていました。 ・SRAM自動バックアップ機能でサンプリングの設定が異なる場合でもCF→SRAMへコピー できていました。 ・GP-3302Bにてロジック設定が表示されていました。 <キャプチャ> ・ビデオ入力をキャプチャする場合、CFカードの容量が不足してもエラーにならない場合 がありました。 <グラフ部品> ・グラフ部品でデータ形式32ビット、警報動作がアドレスの場合に、グラフの警報位置を 示す矢印が正常に動作しないことがありました。 <スタンバイモード> ・スタンバイモード中にビデオウィンドウを表示するとスタンバイモードを解除していました。 <ストロークフォント> ・欧米、タイ語のストロークフォント、飾り文字を太字とした時に6,16,17,18ドットで 太字で表示されませんでした。 <セキュリティ> ・初期画面にセキュリティレベルを設定していてロジックモニタを起動するとハングアップ する場合がありました。 ・パスワード入力画面表示中に、Pro-ServerEXから同一レベルの画面に切り替えた時に 切り替わりませんでした。 <パフォーマンス> ・USB転送ケーブルを抜き差しすると、GP3000シリーズの動作が遅くなることがありました。 <メモリローダ> ・メモリローダの英語文言"Information"のスペルが間違っていました。 <ロジック> ・ロジックで読み込みできないアドレスを指定するとエラーを表示し、GPが停止していました。 <ロジックモニタ> ・ロジックモニタを起動すると、以前に切り替えた画面番号と同じ画面番号への画面切替が できなくなることがありました。 ・システムメニューの「ロジックモニタ」「ラダーモニタ」から、ロジックモニタ、 ラダーモニタを交互に繰り返し起動した場合に、GPが停止する場合がありました。 ・ロジックモニタでセキュリティレベルを設定してもパスワード入力画面が表示されない 場合がありました。 <画面切替> ・画面切替中に通信エラーが発生するとハングアップする場合がありました。 <図形表示器> ・画面呼出で図形表示器のCF画像表示を表示すると、表示位置がずれていました。 <転送> ・96文字以上のパス名を持つフォルダにインストールされたWinGPに対して転送ツール から本体情報取得を行うと本体情報取得が失敗し、エラーを表示していました。 ・バージョン1.1以降のシステムが転送された本体に、バージョン1.0で作成したプロジェク トデータを転送すると、その後、自動転送ができなくなる場合がありました。 <描画> ・GP-3200A機種で、イメージ描画を奇数座標に描画すると偶数座標から描画していました。 ・図形表示器で表示させた場合、一部描画ができない場合や描画が消去できない場合が ありました。 ・図形表示のマーク移動で、表示したマークが表示画面の左端から1ドットはみ出す場合、 移動後にマークの左端1ドットの表示が残っていました。 ・GP-3200シリーズで面取り四角形が正常に描画されない場合がありました。 ・GP-3200A機種で、反転表示時にブリンクや階調表示が正常に表示されませんでした。 ・表示範囲外の領域に部品や描画図形を配置していた場合、異常終了することがありました。 ・扇形が正しく描画されない場合がありました。 ・円弧が正しく描画されない場合がありました。 ・線種が点線の円の描画が正常にできない場合がありました。 ・円/楕円の一部を画面の外へはみ出して配置すると、画面の反対側に円/楕円の一部が 表示されることがありました。 ・楕円形の扇形の角度により正しく塗り込み出来ない場合がありました。 ・GP-3200A機種で特定の部品を使用するとハングアップする場合がありました。 ・GP3200シリーズで特定の部品を使用すると一部正しく表示しない場合がありました。 4-2 各種制限事項 <Dスクリプト> ・Dスクリプトで常時読み出すデバイスとして「リアル変数」が指定できない仕様ですが エラーメッセージが表示されません。 <ファイルマネージャ部品> ・ファイルマネージャUSBメモリタイプでファイル数が多い場合にコピーに時間がかかる 場合があります。 <ヒストリカルトレンド> ・ヒストリカルトレンドでスクロールした場合にデータの再描画処理に時間がかかっており、 このときに通信が一時的に遅くなる場合があります。 ・ヒストリカルトレンドのメモリカードをバックアップ領域として使用する設定を有効に したときに過去表示モードに移行する時間がかかる場合があります。 <動画保存> ・FTP保存を長時間行うと保存に失敗する場合があります。 <シンボル変数> ・シンボル変数を未定義設定にした時に、“***”ではなく、”0”となる場合があります。 <GP-ViewerEX> ・データ表示器の背景カラーがビューワ側と異なる場合があります。 <RPA> ・RPA機能でサーバにrdp2vncを使用する場合、[Pause]キーは正しく入力されません。 ============================================================================================== (5)接続機器 5-1 不具合改修 ==========V2.10.100======================================================================= <三菱電機 FXシリーズCPU直結> ・WinGPを起動させると、稀に「不正または未設定のデバイスアドレスが あります(グローバルDスクリプト)、設定を見直してプロジェクトデータを 再転送してください」という表示が発生する場合がある。 <富士電機 Micrex-SXシリーズSIO> ・PLCにLonWorksのユニットが装着されていると通信エラーが発生しする。 <Rockwell Ethernet/IP> ・ドライババージョンV1.11.04aで作成したプロジェクトが一部コンバートできない場合がある。 ・BOOL型のユーザ定義構造体を使用した連続8ビット以上で、正しく書き込みできない。 ・RSLogix5000でつくられたModule define structureがインポートできない場合がある。 ==========V2.10.000======================================================================= <Rockwell DH485> ・通信速度9600時に最大サイズの書き込みを行うと通信エラーが発生していました。 <SIEMENS MPI直結> ・C-PackageのS7-200MPI直結プロトコルにて複数ノードアドレスを設定した画面をPro-EXに コンバートしても、1つのノードアドレスしかコンバートされていませんでした。 <メモリリンク> ・MtoMLAN.DLLを使用した通信でLANケーブルを切断した時、通信が復旧せず、MtoMLANの 関数からの応答が無くなりロックしてしまう場合がありました。 <日立産機システム Hシリーズ SIO> ・CPUリンク先のアドレスを参照すると、ローカルのアドレスの値が正常に表示されない 場合がありました。 <日立産機システム Hシリーズ イーサネット> ・CPUリンク先のアドレスを参照すると、ローカルのアドレスの値が正常に表示されない 場合がありました。 <Rockwell Ethernet/IP> ・画面切り替え時にアラームの動作が不正な場合がありました。 5-2 各種制限事項 <Siemens S7 MPI直結> ・Pro-Server EXのデバイスモニタで、ビットアドレスの表示が正しくありません。 <Siemens S5 CPU直結> ・Pro-ServerEXのデバイスモニタでスクロールしていくとアドレスの範囲外に対する エラーが出ます。 <三菱電機 FXシリーズCPU直結> ・GPのデバイスモニタ機能にて、範囲外のアドレスを指定しても「*」で表示されない 場合があります。 <Rockwell DF1> ・GPのデバイスモニタ機能にて範囲外となるデバイスを表示させると、範囲内のデバイスも 「*」表示する場合があります。 ・GPのデバイスモニタ機能にてTimer File、Counter File、Control Fileのデバイスを 表示している場合、ベース画面にてTimer File、Counter File、Control Fileのビット 書込みを行うと書き込みした値の表示更新に時間がかかる場合があります。 <パススルー機能> ・パススルー設定機能ツールにて、オンライン状態にした後、表示器側のUSBケーブル を抜き、オフライン状態にしてUSBケーブルを再接続した場合、オンライン状態にで きない場合があります。 再度パススルー設定機能ツールを起動してください。 ・仮想COMをアンインストールする場合は、必ずパススルー機能ガイドの付録の手順で 行ってください。 バイスマネージャで仮想COMをアンインストールした場合、Windowsが不安定になる 可能性があります。 <Rockwell Ethernet/IP ネイティブ> ・RSLogix5000 V16 を使用した場合、Module define structureのインポートができません。 ・RSLogix5000 V16 を使用した場合、Pre define structureのインポートができない場合が あります。 ・L5Kファイルのインポート時にタグ数が65536以上になるとプロジェクトがオープンでき ません。 ============================================================================================== (6)その他機能 6-1 コンバータ 6-1-1 不具合改修 ・C-Packageで作成したDスクリプトを含むプロジェクトが正しくコンバート出来ないこと がありました。 ・コンバータにて変換エラーになる条件を改善しました。 ・英語OS上での、8x8ドットのIndex文字列のコンバートを改善しました。 ・Dスクリプトを含むC-Packageのプロジェクトファイルが正しくコンバート出来ないこと がありました。 ・C-Packageのプロジェクトファイルが破損している際にコンバート時に強制終了すること がありました。 ・LS、LSS変数のコンバートを行なう際の仕様を改善しました。 ・ラベルを含むC-Packageのプロジェクトファイルのコンバートを行なう際の仕様を改善 しました。 6-1-2 各種制限事項 6-2 動画コンバータ 6-2-1 不具合改修 6-2-2 各種制限事項 6-3 WinGP 6-3-1 不具合改修 ==========V2.10.100=================================================================== <ハンドリングAPI>      ・ハンドリングAPIのタッチブザー設定取得が正しく取得できませんでした。 <デバイスアクセスAPI>      ・「.」を5つ以上含むデバイス名を指定するとエラーが発生していました。 ==========V2.10.000=================================================================== <Dスクリプト> ・フランス語OSにてDスクリプトを使用しファイル操作を行うと、ハングアップする場合 がありました。 ・CFファイル操作関数のファイルリスト出力でフォルダ名に漢字の「表」を含んだ文字 を指定するとエラーになりました。 <アプリケーション起動> ・アプリケーション起動スイッチを連続でタッチするとWinGPがハングアップしました。 <オフライン> ・オフラインモードとオンラインモードの移行を何度も繰り返すと異常終了する場合が ありました。 ・オフラインから復帰時にセキュリティ画面が表示されない場合がありました。 ・オフラインのSRAM→CFで作成したSRAMバックアップデータをコピーすると、ハング アップする場合がありました。 ・SRAM自動バックアップができない場合がありました。 ・Windows2000 Professionalの場合にオフラインのOS表記が正しく表示されていませんでした。 <スイッチ> ・デバイスマネージャでビープ音を無効にした場合、モーメンタリスイッチを押下すると 動作が遅くなる場合がありました。 <スタンバイモード> ・本来動作しないスタンバイモードが動作していました。 <トリガアクション> ・終了時に確認ダイアログを表示させると、確認ダイアログが複数回表示される場合 がありました。 <プリンタ> ・アラーム履歴などで一括印字すると2枚目が白紙で印刷する場合がありました。 ・アラーム履歴の一括印字で複数枚になる場合でも、1枚しか印字されない場合がありました。 <ロジック> ・保持変数が電源OFF/ONで保持されない <接続機器設定> ・接続機器をCOMポートに設定し、オフライン移行、転送モードに移行を繰り返すと メモリリークしていました。ただしWinGPを終了するとメモリは開放されます。 ・COMポートで接続する機器を設定している場合にハンドルリークを起こすことがありました。 <ハンドリングAPI> ・タッチブザー設定取得が正しく取得できません。 6-3-2 各種制限事項 6-4 GPリモートプリンタサーバ 6-4-1 不具合改修 6-4-2 各種制限事項 6-5 Webサーバ 6-5-1 不具合改修 6-5-2 各種制限事項 <デバイスビューページについて> ・富士電機機器制御(株) MICREX-SX シリーズ SIOを使用している場合、デバイスを表示 できません。 ・以下の文字列が、文字列表示機能で表示できません。 , , <rdf>, <link>, <category>, <description>, <dc>, <channel>, <option>, </item>, , , , , , , , <アラームページについて> ・以下の文字列が、アラームメッセージに含まれている場合、表示できません。 , , <rdf>, <link>, <category>, <description>, <dc>, <channel>, <option>, </item>, , , , , , , , 6-6 GP-Viewer EX 6-6-1 不具合改修 ==========V1.00.100=================================================================== ・”サンプリング設定”→”動作設定”の”データフルビットアドレス”、又は ”ブロック終了ビットアドレス”を使用している場合、各ビットONのタイミングで2回 連続してONされます。 ・ビットスイッチの”グループ機能”で”自動OFF付きグループ”を使用している場合、     画面同期の設定であっても、GP-Viewer EXの終了時に自動OFF動作が実行されてしまいます。 ・CPU100%の状態が続くとアプリケーションが無応答状態になったり、アプリケーション エラーが発生したりする事があります。 ・以下のような操作で高速でデータの読み込み/書き込みを行うと、CPU使用率が上昇して、 3の問題が発生します。 ・ワードスイッチで”データ加算”や”データ減算”等を選択して、 かつ”連続加算機能”にチェックをいれる。 そのスイッチを画面上でクリックし続けると、CPU使用率が上昇します。 ・アラームの”各アラーム登録でデータ取得”を設定している状態で発報デバイスを、 同時に変化させて、一度に大量のデバイスの読み込みを行う。 6-6-2 各種制限事項 ・縦型表示には対応していません(画面が回転しません) ・画面タイトルにマルチバイト文字を使用している場合、画面切り替えダイアログで 正しく表示されない事があります。 ・復旧したエラーの表示は消えません。画面切り替え時消去のみ有効です。 ・数値表示器/文字列表示器において、アドレスタイプに”デバイスタイプ&アドレス”を 指定して、モニターワードアドレスに接続機器(PLC)を使用するとエラーが発生します。 ・数値表示器/文字列表示器において、アドレスタイプに”デバイス”もしくは ”デバイスタイプ&アドレス”を指定すると、接続直後に、サーバと異なる表示をする事が あります。 ・接続中のアラームの発報/復旧の時刻は、ビューア(PC)時刻になりますので、 サーバと時差がある場合は、ビューア時刻とサーバ時刻が混在して表示されます。 なお、画面の更新ボタンを押すと、アラームデータをすべて再取得するので、 すべてサーバ時刻に訂正されます。 ・画面モードが非同期の状態でデータ一括表示グラフのコントロールワードをビューア側で 操作して”表示”、”クリア”、”クリアして再表示”を指示すると指定した動作を繰り返す 状態になります。 この状態からの回復方法としては、画面を同期モードにして、サーバ画面をデータ一括表示 グラフが存在する画面に切り替えてください。 ビューアから一括表示グラフの操作は、コントロールワードへ書き込むのではなく、 ビューアのメニュー:”更新”→”一括表示グラフ”配下の”表示”、”クリア”、 ”クリアして再表示”の項目を選択して行ってください。 ・強制画面切り替えに関しては未サポートです。 強制画面切り替えが有効の間でも、ビューアからタッチによる画面切り替えは可能です。 ・グローバルウインドウの設定が”間接”で、かつデータ形式が”BCD”の場合は、 以下の制限事項があります。 画面モードが非同期の場合は、グローバルウインドウのX座標、Y座標をボタンで加算、 減算して移動させるような処理は、正しく動作しません。 ・高速で複数のビットをON/OFFすると、ビューアにビットのON/OFFの変化が到着しない事が あります。 この現象によりビューア側でサーバと異なる表示をする事がありますが、画面を切り替える ことで復旧できます。 ・セキュリティレベルを0にする方法は次のとおりとなります。 ユーザID/パスワードを空白にして、OKボタンを押すと、セキュリティレベルを0にする事が 出来ます。 (ビューアデータ読み込みにセキュリティ設定がされていると出来ません) ・特殊リレーエリア(LS2071〜LS2074,LS2078〜LS2095)に対するビューアからの書き込みは、 出来ません。 ・既にオープンしている設定ファイルに対して、開いたり、別ファイルを上書き保存したりする ことは出来ません。 ・画面モードが非同期でも、ビューアとサーバが同じ画面を表示していると、 トリガー/Dスクリプトが実行されて、サーバ画面が切り替わる事があります。 (この時、非同期のためビューアはサーバ画面が切り替わった事に気付きません。) ビューア切断前には、"サーバ表示画面に切り替える"を押して、サーバ画面を確認 てください。 ・設定ファイルの保存先のパス長が長い場合は、OSのパス長制限により、外部ストレージ内データ の取得に失敗します。 設定ファイルは、パス長の短い所に置いてください。 ============================================================================================== 注意:この資料の一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※ リリースノート 終了 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※