※※※※※※ Pro-Designer ※※※※※※ ******************** *                  * *   バージョン:Ver.4.0.3   * *      アップデート版     * *                  * ******************** 2004年 3月31日 株式会社 デジタル はじめに  この度は、Pro-Designerをご購入いただき誠にありがとうございます。この製品は マルチプラットフォーム対応HMI開発環境パッケージソフトウェアです。 Pro-Designerで作成したアプリケーション資産は、お客様の用途に応じて自由な 環境で実行させることができ、システムの拡張性、資産の蓄積と継承性を最大限に 高めることができます。 アップデート版は、Pro-Designerの対象バージョンがインストールされている 環境をアップデートするものです。インストール方法については、(5)の インストールについてを参照してください。 目次 (1)改修されている不具合 (2)本バージョン(Ver.4.0.0)の新機能 (3)インストールに必要な環境 (4) 特長 (5) インストールについて (6)プログラムグループについて (7)アンインストールについて (8)サポートPLC (9)Pro-Designerエディタの各種制限事項 (10)Pro-Designerランタイムの各種制限事項 (11)データシェアリングAPIの各種制限事項 (12)Pro-eViewの各種制限事項 (13)Pro-Server通信ツール(PD-Adapter)の各種制限事項 (14)以前のバージョンのPro-Designerをご使用の方への注意事項 (1)改修されている不具合 Ver.4.0.3では、以下の不具合が改修されています。 I. Pro-Designer エディタ 1:アニメーションで設定した変数名の大文字/小文字が実際の変数名と 異なる時にコンパイルエラーが発生する。 2:ターゲットに多くの変数が含まれている時に変数のエクスポートを 行うと、エディタが強制終了する。 3:サイズの大きなプロジェクトをビルド後に画面編集ができない場合が ある。 4:パネルにパーツを配置した時に、データとしては存在するのにパーツが 表示されない場合がある。 5:ファンクションキー設定にパネル変更を指定した時に、コンパイル エラーが表示される場合がある。 6:変数エクスポートを行ったときに、配列変数の一部のデータが エクスポートされない。 7:サイズの大きなプロジェクトをビルドした時に、正常にデータが 生成されないために、ランタイム起動時にエラーが表示され、 起動できない。 U. Pro-Designer ランタイム 1:PSシリーズAタイプで、Pro-Designer Runtime起動時にPLシリーズ用 ライセンスを使用できるように対応。 2:負荷が大きい処理を行っている時にシステム変数の時計データが 更新されない。 3:ヒストリカルトレンドのデータが表示上0になる箇所がある。 4:ヒストリカルトレンドの下に表示される時間がスクロールを した時に履歴データとは異なる時間で表示される場合がある。 5:ポップアップウィンドウをクローズしないで何度もオープンした場合に、 ランタイムがロックする場合がある。 6:ランタイム上でタッチを頻繁に行うと、Mailbox Write Failedという エラーが表示される。 7:前のパネルのパネルスクリプトが、パネル切り替えした後に実行される 場合がある。 8:連続して50日間ランタイムを稼動していると、ランタイムのスクリプト などが動作しなくなる。 9:ランタイム上でタッチを頻繁に、且つ連続的に行うとランタイムが停止する。 V. Pro-eView 1:Pro-eViewクライアントで変数のデータ通りに表示されない場合がある。 2:アラームグループ名に日本語を含んでいる場合、Pro-eViewクライアントで アラームを表示できない。 3:Pro-eViewクライアント上でクリック操作を頻繁に行った時に、エラーが 表示される場合がある。 4:長時間Pro-eViewクライアントを使用していると、クライアントにメモリ不足 のエラーが表示される。 W. Installer 1:同じバージョンが既にインストールされているPCにおいて、上書きで パッチをインストールできない Ver.4.0.2では、以下の不具合が改修されています。 I. Pro-Designer エディタ 1:ランタイムインストーラを使用して、GP2000(Factory Gateway含む) にシステムを転送する場合、イーサネット経由でインストールを行うと、 ランタイムインストーラが強制終了する。 2:ランタイムインストーラを使用してターゲット機にシステムを転送中に転送 を中断すると、その後ランタイムインストーラがプロセスとして残る。 3:カラーアニメーションの前景色の設定を変更するとその色が塗り込みアニメ ーションのバックエリアカラーに反映される。 4:変数を含まない構造体をエクスポートした場合にPro-Designerが強制終了する。 5:テキスト表示器のスクロールバーのプロパティをFalseにするとテキストを 表示しない。 6:グラフ表示器でクリアトリガを使用した場合、クリアトリガの値が1の状態で グラフ表示器が設定されたパネルを表示すると、グラフ表示器の表示がクリア される。 7:Pro-Designerをインストール中、シリアル番号を入力し次の画面に移行した後、 前の画面に戻ると入力したシリアル番号を保持していない。 8:各PLCの設定ダイアログのヘルプボタンを押した時に、ヘルプが表示されない 場合がある。 9:スクリプトで初期化していない変数を使用した場合、エラーチェックでは エラーにならず、ビルド中にエラーが出るため原因がわからない。 10:オンラインヘルプに記載しているナビゲータ項目の最大文字数が間違って いたため訂正した。 11:ターゲットを削除し、一旦プロジェクトを閉じ、再度オープンした時に、 削除したターゲットの変数が残っている場合がある。 12:新規プロジェクト作成ウィザードでデフォルトのターゲット名を削除すると、 ウィザードの「次へ」と「戻る」ボタンが選択不可になり、プロジェクト作 成が行えない。 13:アニメーション設定時に、「データ型」の設定で実数型変数を設定すること ができない。 14:変数のクロスリファレンスをご使用の際、使用していない変数情報が表示 される場合がある。 15:変数プロパティのデバイスアドレス設定でアドレス入力用のウィンドウを 表示し、キーパッドからデバイスアドレスを設定しても変更内容が保存さ れない。 16:複数個のPLCドライバを作成した場合、各スキャングループ名をデフォルト 値から変更すると、新規変数作成時に変数プロパティの「スキャングループ」 によって使用するPLCを選択しても、「デバイスアドレス」設定ウィンドウ で指定したPLCとは異なるPLCの設定が表示されることがある。 17:プロトコルタイプを三菱からオムロン、もしくはオムロンから三菱に変更し た際、Pro-Designerが強制終了することがある。 18:1つのパネルにアニメーションが150の倍数個設定されている場合、ビルドで エラーになる。 19:ビットスイッチ/ランプを配置後にカラー、銘板設定を変更した場合の 状態表示をOff固定にした。 20:データシェアリング、Pro-eViewのポート番号に1023以下の番号が設定 できない。 21:データシェアリングを行っているターゲット機に対して「全ターゲット機へ のデータ転送」を行うと転送がエラーになる場合がある。 22:タッチアニメーション設定時に表示されていた「AUX出力」は、機能として サポートしていないため、削除しました。 U. Pro-Designer ランタイム 1:PC/AT上でランタイムの前面に他のアプリケーションを起動した場合、 ランタイムにエラーが発生すると他のアプリケーションの前面にエラー メッセージが表示される。 2:ランタイムを終了する際にエラーが発生する場合がある。 3:ネットワーク経由でPLCと通信している際にケーブルを抜くとGPが動作しなく なる場合がある。 4:ターゲット機に間違ったIPアドレスを入力した場合、GPがスタートできなく なる場合がある。 5:ModbusとTCP/IPで接続したターゲット機にプロジェクトをダウンロードした 直後、通信エラーが表示される場合がある。 6:プロジェクトをターゲットにダウンロードしている際にエラーが発生し、 GPがスタートできなくなる場合がある。 7:ネットワーク経由でPLCと通信している際、ネットワークのトラフィックが 多いとGPが動作しなくなる場合がある。 8:PS-P及びGPシリーズで長時間使用すると時間のシステム変数の値がずれる。 9:Toyopuc PC3Jリンクタイプを使用している際、パネル変更時に通信エラーが 発生する場合がある。 10:Rockwell PLC 1761-NET-INI-rev B モデルを使用すると通信エラーが発生する。 11:Modbusで1:Nの接続を行い、1台のPLCが切り離された場合、全ての通信が 止まる。 12:三菱Q(CPU)マニュアル表記の中で連続アドレス設定を256ワードに訂正した。 13:アラームサマリの確認操作を行うと、別のアラームグループを指定した アラームサマリにも確認が表示される。 14:接続機器変数のアラームに設定したタッチアクションのスクリプトが動作し ない。 15:入力モードのデータアニメーションの小数点以下の桁に0を入力すると00が 入力される。また、小数点つきのデータに−符号を入力するとデータが確定 できない。 16:テキスト表示器にテキストが表示される時間を改善した。 17:大きなプロジェクトデータの場合にランタイム起動時に強制終了することが ある。 18:アラームサマリでタッチアクション機能をご使用の際、アラーム選択時に表示 されるアクション操作用の三角マークが表示されない場合がある。 19:アラームグループプロパティの「アラーム数」を使用し、アラームを設定した 変数が接続機器変数の場合、PLCとの通信を中断すると「アラーム数」の値が 2倍になる。 20:アラームサマリのタッチアクションをご使用の際、アラームサマリ上でアク ション操作を行うとアラームサマリ上のカーソル表示が消える。 21:PLCとの通信の際、ドライバの設定で「通信方式」に"RS422"を設定した場合、 「通信速度」を"38400"以上に設定すると通信ができない。 22:三菱FX1N、FX1NCをご使用の際、PLCの電源投入後にエラーが表示される場合が ある。 23:複数台のPLCと同時に通信を行う場合、プロトコルの設定で「号機No」に最も 小さい値が設定されたPLCだけしか通信できない。対象となるPLCは豊田工機 PC3Jシリーズ、安川電機MP900シリーズ、Modicon Modbus(SIO)、Modicon Ether(UDP)のPLCです。 24:ファンクションキーにパネル切り替えを設定した場合、パネルIDとパネル名の 昇順が異なりビルドでエラーになる場合がある。 25:モノクロタイプのGPをご利用の際、設定メニューのメモリ情報の"Java heep"の 文字列が表示されない。 26:ランタイムインストーラを連続して実行した場合にランタイムインストール できなくなる場合がある。 27:スクリプトのプロパティにある「条件」プロパティが”周期”になっており、 「周期」プロパティが"100ms"や"200ms"などの短い周期で設定されていると、 ランタイム終了処理中にスクリプトが動作する。 28:データシェアリング、データシェアリングAPIクライアントから接続した状態 でランタイムを再起動するとエラーが発生し、ランタイムが起動できない場合 がある。 29:三菱FXシリーズのPLCと通信を行う場合、文字列型のPLC変数にデータアニメー ションを使って文字入力を行うと、半角33文字目以降が正しく表示されない。 30:PLCと通信を行っている時にパネル切替を頻繁に行うと、チェックサムエラー が表示される場合がある。 31:モーメンタリ設定したタッチアニメーションやビットスイッチをランタイム 上でタッチしたときに、タッチを離した後もビットがOffされない場合がある。 V. Pro-eView 1:ビットマップフォントを含んだパネルをPro-eViewクライアントで表示させると ブラウザが強制終了する。 Ver.4.0.0では、以下の不具合が改修されています。 I. Pro-Designer エディタ 1:変数プロパティのデータ詳細の中にある「保持型」プロパティが"True"に 設定されていても、機能が動作しない問題について。このプロパティは今 バージョンから削除されました。 2:Pro−Designerエディタでプロパティツールを使ってオブジェクトのコメン トプロパティを入力する時、2バイト文字をご使用の場合でも最大文字数の 255文字が入力できるように改修されました。 3:PSシリーズPタイプをご使用時、アラームサマリでランゲージフォントを使用      しテキストを表示する際、Pro-face Sans Serif, Pro-face明朝がランゲージ フォントとして使われている場合、Pro-Designerエディタでアラームサマリ のフォントサイズプロパティでサイズがリストに正しく表示されるよう改修 されました。 4:Allen BradleyのPLC-5のPLCプロトコルをお使いの場合、ディスクリート型変 数にカウンターファイルC)が使用されている時、サブエレメントでUAの選 択ができないように改修されました。 5:Allen BradleyのPLC-5のPLCプロトコルをお使いの場合、デバイスアドレス設 定でファイルタイプにBCD(D)が選択されている時、エレメントのドロップダ ウンリストに0-9の選択肢も表示されるように改修されました。 6:アニメーション設定時に、日本語など2バイト文字を変数名として入力する際、 未登録変数として赤字で表示されない不具合を改修しました。 7:変数の幾つかの属性がターゲットをコピーした際にコピーされない不具合が 改修されました。 8:スマートパーツの数値プロパティにに範囲外の値を設定したとき、正しいエ ラーメッセージが表示されない不具合を改修しました。 9: 異なる言語のOS間でプロジェクトをご使用になる際、グラフ表示器やアラーム サマリオブジェクトでのフォントサイズが正常に設定、表示されない不具合を 改修しました。 10: Allen BradleyのMicroLogix、PLC-5, SLC のPLCプロトコルをお使いで、 文字列変数にロングワードファイル(L) 又は、浮動小数点ファイル(F)が設定さ れている場合に複数コピーを使ってアドレスの自動加算を行うと、アドレス加算 が正常に動作しない不具合を改修しました。 II. Pro-Designer ランタイム 1:PSシリーズGタイプターゲット機で、スクリプトから「CreateProcess」メ ソッドにより起動したアプリケーションを、「RemoveProcess」メソッドで 強制終了させることができない不具合を改修しました。 2:グラフ表示器の同期モードは、本バージョンより変数の履歴データでの対 応に変更になりました。 3:CFカードに保存されたバックアップデータが、再度プロジェクトがダウン ロードされても削除されずにCFカードに残る不具合が改修されました。 4: 外部変数の使用時に、変数のプロパティの[入力符号]を「符号無」に、 [データ長] を「32ビット」に設定をした場合、[入力符号]が「符号無」に 設定されていても、符号付として動作する問題を改修しました。 5: CFカードにダウンロードする際、CFカード内に「_」(アンダースコア)が 名前の一部として使用されているファイルまたはフォルダが存在する場合、 ダウンロードが正常に行われない不具合を改修しました。 6: データアニメーションを使用して、8進数、16進数または2進数で数値を入力 する場合、入力可能最大値は10進数で2,147,483,647となる不具合を改修しま した。 7: PSシリーズPタイプ、GP2000シリーズにおいて、アラームサマリをお使いの場 合、Pro-Designerランタイムで表示コラムのタイトルやコラムレコードの最 後の一文字が欠けて表示されたり、設定された文字の一部が表示されない不具 合を改修しました。 8: アラームサマリをお使いの場合、表示コラムのタイトルに2バイト文字を使用し た場合、Pro-DesginerエディタとPro-Designerランタイムで、表示コラムと アラームレコードの表示幅、表示開始位置が異なり、文字が重なって表示され たり、コラムタイトルとアラームレコードがずれて表示されたりする不具合を 改修しました。 9: グラフ表示器のバックアップ機能が、本バージョンより変数の履歴データでの対 応に変更になった為、復旧線の機能は削除されました。 10: Modicon製ModbusプロトコルをPSシリーズGタイプでお使いの場合、通信の際に コミニュケーションエラーが頻繁に発生する不具合を改修しました。 11: 以下の条件でキーパッドから数値入力を行った場合、入力中の数値が一時的 に見えなくなる不具合を改修しました。 ・パネル色が黒 ・テキストオブジェクトの背景色が透明 ・テキストオブジェクトに数値アニメーションを付け、数値入力を行う。 12: オムロンSYSMAC CS1-LinkとGP-2000、PS-500Pを接続し、115.2Kのボーレート で通信した場合、不定なタイミングでデータの取りこぼしが発生し、その結 果再送が発生し、スループットが一時的に低下する不具合を改修しました。 13: トレンドのデータ表示レンジ(縦軸)の最大値がエディタで表示されている にも関わらず、ランタイム側で表示されない不具合を改修しました。 14: ランタイムとPLCを9600pbsの通信ボーレートで接続した状況で、短周期(1 00ms)で起動するスクリプトからPLCのデバイスに連続で書き込みを行っ た場合、ランタイム側でバッファオーバーフローのエラーが発生する不具合 を改修しました。 15: トレンドパーツでトレンドデータを表示中に再生ボタンを連続して押しつづ けると、サンプリング周期に関係なく、現在の値が約1秒の間隔で更新され る不具合を改修しました。 16:ブラウザ(Pro-eView)上で表示する目的で作成されたポップアップパネル をランタイム上でオープンした場合、ウィンドウ枠の中身がブランクのポッ プアップウィンドウが表示される不具合を改修しました。 17:GP-2000でグラフ表示器やヒストリヒストリカルトレンドをご使用になる際、 ダウンロード直後のスタートに時間がかかる問題が改修されました。 18: イーサネットのプロトコルをご使用の際、プロトコルの設定で誤ったIPアドレ スを設定し、GP-2000またはPS-500Pでランタイムを動作させた時、パネルに何 も表示されない不具合が改修されました。 19:(株)東芝製PLC PROSEC T-シリーズのプロトコルをご使用になったユーザ アプリケーションを、同プロトコルがインストールされていないターゲッ ト機にダウンロードされた場合、ランタイムが正常に動作しない不具合を 改修しました。 III. データシェアリングAPI 1:データシェアリングAPIを使って、Pro-Designer Runtime へアクセスする際、 バージョンが異なる場合に通信ができない問題を改修しました。 IV. Pro-eView 1:Pro-DesignerランタイムとPro-eViewが同一PCで動作している場合で、回転し      た日本語の文字列が存在するパネルをPro-eViewで表示する際に、PCがリセット      してしまう不具合を改修しました。 2:Pro-eView上で、ヒストリカルトレンドを参照している場合、日時、サンプリ ング時間の表示、データ軸のデータラベルの表示がターゲット機上の Pro-Designerランタイムよりも小さな文字で表示される不具合を改修しました。 3:Pro-eViewからヒストリカルトレンド付随のカレンダーを使用し、履歴データ を参照する場合、カレンダー内にある日時の表示エリアで時間表示部分と、時 間設定部分の上矢印ボタンがヒストリカルトレンドのサイズにより、隠れた形 で表示される不具合を改修しました。 4:グローバル変数にアクセスするスクリプトがPro-eViewで実行された時、 Pro-eViewに表示されているパネルにスクリプトからアクセスされるグローバ ル変数が存在しない場合、そのグローバル変数への読み込み、書き込みができ ない不具合を改修しました。 5:Windows98中国語環境上でブラウザからPro-eViewサーバーにアクセスし、言語 を切り替える処理を行った際にエラーが表示される不具合を改修しました。 6: パネル同期を双方向または片方向に設定したプロジェクトをブラウザ(Pro-eView) から接続中に、ランタイム側で頻繁にパネル切り替えを行うと、ブラウザ (Pro-eView)でデータがアップデートされない不具合を改修しました。 7: 制限数を上回る数のブラウザ(Pro-eView)を接続しようとすると、すでに接続さ れているブラウザ(Pro-eView)が切断される不具合を改修しました。 8: PC/ATサーバをご使用の場合、16個目のブラウザ(Pro-eView)に接続しようとす るとサーバ側にエラーが発生し、強制終了する問題を改修しました。最大32個の 接続が可能です。 (2)本バージョン(Ver.4.0.0)の新機能 本バージョンでは、下記の機能をサポートしました。 1:新しく追加されたターゲット機 Pro-Designer Runtimeは新たに以下のターゲット機に対応しています。 - GP2000シリーズ GP2300L GP2300T GP2301L GP2301T GP2301S GP2400T GP2401T GP2500T GP2501S GP2501T GP2600T GP2601T - GP2000H シリーズ - Factory Gateway - PSシリーズBタイプ - PSシリーズAタイプ 2:新しいスマートパーツ スマートパーツのリストが拡大しました。また、以前のPro-Designerのバージョ ンからある多くのスマートパーツにも新しい機能が追加されました。 キーパッド: キーボードの文字、数字、特殊キーを表示します。 ヒストリカルトレンド: 変数の履歴データを表示します。 テキスト表示器: テキストファイル(*.txt)を表示させるツールです。 データグラフ: 変数の値をグラフで一括表示します。 統計グラフ: 変数の値を表示します。 メーターグラフ: 変数の値を表示します。 円グラフ: 変数の値を表示します。 タンクグラフ: 変数の値を表示します。 ラジオボタン: ボタンをタッチすることで変数の値を書き込みます。 イメージライブラリ:WMF(Windowsメタファイル)形式の画像を含むイメー ジカタログです。 3:JPEGとPNGイメージファイル対応 Pro-DesignerのイメージオブジェクトはJPEGとPNGファイル形式に対応できるよう になりました。 4:アニメーションの計算式 [アニメーションのプロパティ]ダイアログボックスに計算式が使用できるように なりました。計算式では変数名の他に数式または条件式を使用することができま す。これにより目的に応じたフレキシブルな計算式を使用し、特定の条件トリガ、 変数値の操作、パネルの切り替えなどが可能です。 5:インターロック機能 インターロック機能はスマートパーツとアニメーションに追加された新しい機能 です。インターロックを使用することでパネルのタッチ入力を制限します。イン ターロックはスマートパーツのスイッチのプロパティで設定できます。 6:フロントエンドプロセッサー (FEP) FEP 機能を使用し、ランタイムで日本語を入力することができます。FEPを有効に するためには、スマートパーツのFEP ON/OFFパーツを使用し、ランタイムでFEPを ONにしてシステムキーパッドまたはキーボードで日本語を入力します。  7:テキストファイル テキストファイル はスマートパーツのテキスト表示器 と一緒に使用することで、 ランタイムでテキストファイル(*.txt)の情報を表示することができます。パネ ルの操作方法やエラーが発生した時の対処方法などのヘルプを、ランタイム上で 表示し必要な情報をオペレータに容易に提供することができます。 8:サウンド Pro-Designerでは、プロジェクトにサウンド ファイルが使用できるようになりま した。タッチアニメーション、スクリプト、アラームで *.wav または *.daf フ ァイルを設定し、警告音やアラーム音として使用できます。 9:変数の構造体 構造体は、複数の変数をグループのように格納するフォルダの役割をします。 配列では1つのデータ型の変数しか格納できませんが、構造体ではそれぞれの変数 には異なるデータ型を設定することができます。構造体の変数には、ディスクリ ート、整数、実数と文字列型の変数が使用できます。 10:ハードウェアファンクションキー タッチアニメーションのようにタッチ時に実行されるファンクションをサポート しました。 11:バイブレーション機能 GP2000Hシリーズのバイブレーション機能をバイブレーションスクリプトと変数 の[アラーム]プロパティにてサポートしました。 12:シリアルポートからのデータ転送 シリアルポートからのデータ転送に対応しました。 13:新しいスクリプト 以下のスクリプトが追加されました。 日付/時刻の設定変更: Sys.setDateスクリプトでターゲット機の時計の日 付を変更することができます。 サウンド: サウンドスクリプトでエラーやアラームに対してサウンドを出 すことができます。 バイブレーション: バイブレーションスクリプトでバイブレーション機能 をサポートするターゲット機のバイブレーション( 振動)をON/OFFすることができます。 <スクリプト内でループ制御をご使用される際の注意> 無限ループはエラーチェックで検出されませんので、ループ文(while、 do-while、for)を使用するときは、無限ループを作成しないよう注意してく ださい。無限ループにより、リソース不足が起こりターゲット機が正常に動作 しなくなる可能性があります。 14:バーコードリーダ     Pro-Designer変数のデータをバーコードリーダでスキャンしパネル上に表示する     ことができます。Pro-Designerにコミュニケーションドライバを設定し、ターゲ     ット機のシリアルポートにバーコードリーダを接続します。 15:Pro-eViewブラウザ Pro-eViewブラウザは既存のウェブブラウザよりも早く操作でき、リモートユーザ ーへの支援強化を提供します。 (3)インストールに必要な環境 本ソフトウエアをインストールするには、以下の動作環境のPCが必要です。 <Pro-Designerエディタ、ランタイム、Pro-eViewエディタ> CPU :Pentium 400MHz 以上 メモリ :128MB以上 HD空き容量 :(Pro-Designerエディタ) 200MB以上 (Pro-Designerランタイム) 200MB以上 (Pro-eViewエディタ) Pro-Designerエディタ+5MB以上 OS :WindowsNT4.0+SP4以上、Windows2000+SP2、またはWindowsXP Webブラウザ :Microsoft Internet Explore 5.0以上 (ランタイムには不要です) <仮想メモリ> より安定して動作させるためには、仮想メモリを150MB以上に設定してください。 <Pro-eViewクライアント> CPU :Pentium 400MHz 以上 メモリ :128MB以上 HD空き容量 :(JREインストールのため) 40MB以上 OS :WindowsNT4.0+SP5以上 、Windows XP/2000/Me/98 Webブラウザ :Microsoft Internet Explore 5.5 SP2以上 その他 :Java2 Runtime Environment Version 1.4.1_01 <その他> Pro-Designerエディタ、ランタイムなどでインストールされる導入マニュア ルや入門マニュアルなどはPDFファイルで提供されおりますので、内容をご覧 になるには、Acrobat Readerがインストールされている必要があります。 CD内のJPNフォルダからインストールすることが可能です。 (4)特徴 本製品には、下記の特徴があります。 1)機能設定が容易 アニメーション機能により、描画オブジェクトの各種属性を統一的な方法で 機能設定が可能です。そのためアニメーションの基本機能さえ学習すれば、 その組み合わせでさまざまな機能が容易に構築できます。 2)豊富な動画表示機能 アニメーション機能により、動画表示機能が従来製品と比較して格段に向上 しました。今まで難しかった描画オブジェクトの移動や回転、そして各々の 描画オブジェクトの前後関係を保ったままでの動画も簡単に実現でき、より 一層、実現場の状況に近い動画表示画面を簡単に作成できます。 3)マルチプラットフォーム パソコン、PL、PSシリーズGタイプ、PSシリーズPタイプ、GP2000シリーズの 開発・実行HMIアプリケーションとして、お客様の各種使用条件に応じた 最適なハードウェア上でHMIアプリケーションを実現します。 (5)インストールについて アップデート版は、Pro-Designerの対象バージョンがインストールされて いる環境をアップデートするものです。 「Pro-Designer」「Pro-Designerランタイム」がインストールされてない、 もしくは対象以外のバージョンがインストールされている場合には、 対象バージョンをインストールしてからアップデートを実行してください。 アップデートは、「Pro-Designer」と「Pro-Designer Runtime(PC/AT ターゲット)」がインストールされている両方の環境に行ってください。  対象バージョン:Pro-Designer Ver.4.0.0〜Ver.4.0.2 インストールは以下の手順で行ってください。 1:インストール前に「Pro-Designer」「Pro-Designerランタイム」を 終了してください。 2:アップデート版を適当なフォルダにダウンロードしてください。 3:ダウンロードしたファイルをダブルクリックし起動させてください。 4:画面の指示に従って作業を進めてください。 5:インストールが完了すれば、終了です。 インストール実行後、今までどおり「Pro-Designer」を起動できます。 <注意> WindowsNTおよびWindows2000, WindowsXPにインストール時の注意 Pro-DesignerをWindowsNTまたはWindows2000, WindowsXP上にインストール する場合には、Administrator権限下でインストールしてください。 ユーザーモードではインストールできません。 Pro-Designer RuntimeをPS-G、PS-P、GPでご使用の場合は、Pro-Designerに 本バージョンをインストール後に必ずランタイムのインストールを再度行って ください。ランタイムのインストール方法は、リリースバージョンのインス トールの説明を参照してください。 (6)プログラムグループについて 本ソフトウエアを標準インストールした場合、スタートメニューに作成される プログラムグループには以下のプログラムが登録されます。 標準のプログラムグループは"Pro-face"になり、その下に以下のアイコンが登録 されます。 <Pro-Designerインストール時> *Pro-Series -|- Pro-Designer ... Pro-Designer環境を起動し、画面 | エディタを起動します。 | |- アンインストール(Pro-Designer) ... Pro-Designer環境を | アンインストールします。 | |- はじめにお読みください ... 本製品をお使いいただくため | の最新情報を提供します。 | (本ファイルです) | |- 入門マニュアル・・・ Pro-Seriesをご使用になる際の基礎的 | 情報を提供します。 | Tools -|- ランタイムインストーラ ... PSシリーズPタイプ、 | PSシリーズGタイプおよびGP2000シリーズのランタ | イムをインストールします。 | |- データ変換ツール ... 履歴データファイルを CSVファイルに変換します。 <Pro-Designer Runtimeインストール時> *Pro-Series -|- Pro-Designer Runtime ... ランタイムを実行します。 | |- アンインストール(Pro-Designer Runtime) ... ランタイム | をアンインストールします。 | |- はじめにお読みください ... 本製品をお使いいただくため | の最新情報を提供します。 | (本ファイルです) | |- 入門マニュアル・・・ Pro-Seriesをご使用になる際の基礎的 | 情報を提供します。 | Tools -|- MDS ... ダウンロードツール | |- プロジェクト展開ツール ... ファイルシステムとし てダウンロードしたデータを展開します。 <Pro-Server通信ツールインストール時> *Pro-Series -|- Tools -|- Pro-Server通信ツール ... Pro-Severと | | Pro-Designerランタイムを接続する事が | | できます。 | | | |- アンインストール(Pro-Server通信ツール) ... | | Pro-Server通信ツールをアンインストール | | します。 | | | |- Pro-Server通信ツールマニュアル... Pro-Server | 通信ツールをお使いいただくためのマニュ | アルです。 | |- はじめにお読みください ... 本製品をお使いいただくため の最新情報を提供します。 (本ファイルです) <Pro-eViewインストール時> *Pro-Series --- アンインストール(Pro-eView) ... Pro-eViewをアンインス トールします。 (7)アンインストールについて 本ソフトウエアのファイル削除方法 [スタート] - [プログラム] - [Pro-face] - [Pro-Series] に作成される各プロ グラムの”アンインストール”メニューを実行するか、コントロールパネルの 「アプリケーションの追加と削除」からプログラムファイルを削除する事が できます。 ただしプロジェクトファイルやツールチェストフォルダなど、インストール後に 作成されたデータは自動的に削除されません。削除する場合は下記の方法を 実行してください。 (注意1)アンインストールを開始する前にすべてのプログラムを終了させてくだ さい。終了させていないと一部のファイルがアンインストールされない 場合があります。 (注意2)アンインストールしないで、上書きインストールした場合は、[スタート] -         [プログラム] - [Pro-face] - [Pro-Series] に作成される各プログラ         ムの”アンインストール”メニューからアンインストールを行ってくださ い。 フォルダの削除 1:Explorerを起動し、Pro-Designerをインストールしていたフォルダを選択 します。 2:フォルダごと削除します。 (注意)この「フォルダの削除」では、エディタを利用して作成したプロジェク トファイル(ユーザアプリケーションファイル)などのデータをすべて 消去します。 そのため、ソフトウェアのバージョンアップなどの目的の場合で、プロ ジェクトファイル(ユーザアプリケーションファイル)をそのまま残し   ておきたい場合には、実行しないでください。 (8)サポートPLC 本バージョンでサポートしているPLCは下記の種類です。 オムロン (株)社製PLC SYSMAC C、CV、CS1 シリーズ SIO リンク オムロン (株)社製PLC SYSMAC CS1 シリーズ イーサネット 三菱電機 (株)社製PLC MELSEC-AnA、AnN、Q シリーズ SIO リンク 三菱電機 (株)社製PLC MELSEC-AnA、AnU、AnN、Q シリーズ CPU 直結 三菱電機 (株)社製PLC MELSEC-AnA、AnN、Q シリーズ イーサネット 三菱電機 (株)社製PLC Melsec-FX CPU 直結 豊田工機 (株)社製PLC TOYOPUC PC3J SIO リンク 豊田工機 (株)社製PLC TOYOPUC PC3J イーサネット 横河電機 (株)社製PLC Yokogawa FA-M3 SIO リンク 横河電機 (株)社製PLC Yokogawa FA-M3 イーサネット Siemens Corp.社製PLC Simatic S7-300/400 MPI Modicon 社製PLC Modbus SIO リンク Modicon 社製PLC Modbus イーサネット(TCP) シャープ (株)社製PLC New Satellite JWシリーズ リンク(SIO) Rockwell Automation 社製PLC Allen-Bradley DF1 (SIO) Rockwell Automation 社製PLC Allen-Bradley イーサネット/IP (株)東芝 社製PLC  PROSEC T-シリーズ リンク(SIO) (株)安川電機 社製PLC MEMOBUS (SIO) Schneider Electric 社製PLC TSX 07/37/57シリーズ Unitelway Pro-face メモリリンク RS-422(2線式)サポート 新たにRS-422 (2線式)接続に対応しました。対応した接続機器ドライバは以下    のとおりです。 シャープ (株)コンピュータリンク(SIO)ドライバ 豊田工機 (株)コンピュータリンク(SIO)ドライバ 横河電機 (株)PCリンク(SIO)ドライバ (9)Pro-Designer エディタの各種制限事項 エディタ機能における本バージョンの制限事項です。 1:シミュレーション実行前には、ビルド(クイックビルド、ビルドまたはリビ ルド)を実行してください。シミュレーション機能では、直前にビルドまた は(ローカルおよびリモートからの)ダウンロード処理されたターゲットが 実行対象となります。 ダウンロード実行後に、別のターゲットのシミュレーションを実行する場合 には、シミュレーション実行前に該当ターゲットをビルドしてください。 2:Pro-Designerエディタを実行するには、管理者または Administratorの権 限が必要です。Pro-Designerエディタをお使いの際は、Windowsにログオン 時、管理者またはAdministratorグループのメンバーとしてログオンしてく ださい。 権限の追加/変更は、Windowsのコントロール パネルの [ユーザーとパスワ ード] から行います。 3:パソコンの画面カラー設定が16ビットに設定されている場合、メタファイル の表示がPro-DesignerエディタとPro-Designerランタイムとで異なります。 Pro-Designerエディタでは、イメージオブジェクトの背景色が透過で表示 されますが、Pro-Designerランタイムでは黒色で表示されます。メタファイ ルを使用する場合はパソコンの画面カラー設定を16ビット以外に設定して お使いください。 4:Allen BradleyのPLCの設定で、デバイスアドレスの設定を自動的に加算し PLC変数を複数コピーをする時、または、配列PLC変数の要素にデバイス アドレスを設定する時、デバイスのタイプにタイマファイル、カウンタ ファイル、コントロールファイルなどの構造体型のデバイスタイプを指定 するとアドレス自動加算は行われず、同じデバイスアドレスが設定されます のでご注意ください。 5:中国語版のWindows XP Home Editon をお使いの場合は、Windows Updateを 使いマイクロソフト社の「重要な更新とサービスパック」のウェブサイトから Windowsのアップデートを行ってください。アップデートが行われていない場 合、Pro-Designerのアンインストール後、アンインストールが正常に終了し ないことがありますので御注意ください。 6: 異なるOSにインストールされたPro-DesginerエディタでひとつのProjectファ イルを共有し、編集する場合、スクリプトエディタにて、OSがサポートしてい るFont以外のフォントが使用されている場合、文字列が正しく表示されません ので御注意ください。 7: ズームを50%または75%に設定した場合、文字列オブジェクトがうまく表示さ れない場合があります。 Windowsの計算誤差により、ズームを50%または75%に設定した場合、文字列オ ブジェクトの大きさによって、ワードラップがかかってしまう場合があります。 その場合、横書きと縦書きが入れ替わったように表示されますのでご注意くだ さい。 8: プロジェクトをインポートした場合、プロジェクト作成日時の欄に実際にプロ       ジェクトが作成された日時ではなく、インポートした日時が表示されますので ご注意ください。 9:外部変数に設定されたデバイスアドレスが部分的に無効なアドレスが設定され た場合、エラーチェックでエラーが検出されずコード生成でエラーとなりビル ドが中止されます。文字列型変数などひとつの変数に2デバイス以上使用され る場合などに起きる可能性があります。このようなエラーが発生が発生した場 合は、2デバイス以上を使用している外部変数の設定を確認してください。 10:アラームサマリ名が同じターゲット内のアラームグループ、ポップアップウィ ンドウ、変数、スクリプト、パネルと同じ名前の場合、スクリプトエディタの 右クリックで表示される挿入メニューからアラームサマリの名前が表示されな かったり、アラームサマリ名を変更した場合に、そのアラームサマリが使用さ れているアニメーションや、スクリプトで名前の変更がされませんので同じタ ーゲット内で同一名を複数のオブジェクトに使用しないようご注意ください。 11:ターゲットにモノクロームのGPシリーズをご使用の場合、パネルにおいたイメ      ージオブジェクトがメタファイルの場合、ターゲットマシン上では白黒で表示      されますが、シミュレーションではカラーで表示されますのでご注意ください。 12:スマートパーツに設定された変数名を後で変更した場合、そのスマートパーツ に設定されている変数の名前は変更されませんのでご注意ください。 変数名を変更された場合、その変数が使用されているスマートパーツで変数の 設定をし直す必要がありますのでご注意ください。 13:ターゲットにGPシリーズまたはPSシリーズPタイプをご使用で、CFカード起動 プロパティが「使用しない」に設定されており、変数の履歴データがCFカード にすでに存在する場合は、ユーザアプリケーションを転送時に、履歴データが 削除されませんのでご注意ください。CFカード起動が「使用する」に設定され ている場合、または他のターゲットタイプをご使用の場合は、変数の履歴デー タはユーザアプリケーション転送時に削除されます。 14:Pro-Designerエディタでユーザアプリケーションを一度ビルドした後、ヘルプ ファイルより機器接続マニュアルのPDFファイルを開けない事がありますので ご注意ください。PDFファイルが開けない状態になった場合には、一度Pro-De signerを終了し、再起動してください。 15:データグラフをパーツライブラリからドラッグ&ドロップし、縮小、拡大を数 回行うとチャンネルのラベルが枠からはみ出して表示されることがありますの でご注意ください。 16:プロジェクト名にウムラウトやアクセント記号のあるヨーロッパ文字をご使用 になると、ビルド時にコンパイルエラーとなりますのでご注意ください。プロ ジェクト名にウムラウトやアクセント記号のあるヨーロッパ文字を使用しない ようご注意ください。 17:ヨーロッパ言語のWindowsをご使用の際、Windowsのコントロールパネルの「地 域のオプション」で小数点の記号が "," (カンマ) に設定されている場合があ ります。Pro-Designerをご使用になる前に、必ず、小数点の記号設定を "." (ピリオド) に変更してからご使用ください。コントロールパネルから「地域の オプション」を選択し、「数値」タブの「小数点の記号」で変更してください。 18:Pro-Designerエディタのメニューバーを意図するように配置できない時があり ますので御注意ください。機能や動作に関して全く問題はありません。 19:何かの原因で正常にセーブされなかったプロジェクトと同じ名前のプロジェク      トを上書きインポートしオープンした場合、「プロジェクトは正常にセーブさ れなかった為、バックアップコピーを使用してプロジェクトをオープンします 。」というメッセージが表示されますが、バックアップコピーではなく、イン ポートされたプロジェクトが正常にオープンされますのでご注意ください。 20:プロパティインスペクタツールとナビゲータツールは、フローティングモード の際にTIPがツールの下に隠れて表示されます。ツールの表示サイズによって は、TIPの説明の一部が表示されます。これを回避するためには、それぞれの ツールをドッキングモードで配置してください。 21:文字列変数に対して、初期値(文字数と文字列)を設定した後に、その文字列 変数を配列変換した場合、各配列の初期値の変更と共に文字数を変更すること ができません。これを回避するためには、あらかじめ文字列変数として生成し てから各配列に対して、初期値の設定を行ってください。 22:配列文字列変数の各要素に初期値の文字列を設定した後、配列文字列変数の文 字数を初期値の文字列よりも小さい値に設定できますが、実際にランタイムで 扱われるデータ長は文字列の長さが有効になります。配列文字列変数の文字数 に合わせて、初期値の文字列を変更するようにしてください。 23:Pro-Designerでは、配列変数の要素数を100個まで設定できます。一旦、変数 をCSVファイルにエクスポートし、配列変数の要素数を100個以上に編集した後 、それを再度インポート/ビルドすることができますが、サポート外の設定に なり、動作保証ができませんので、配列変数の要素数を100個以上にしないで ください。 24:円グラフパーツと他のパーツや描画オブジェクトをグループ、またはマルチ選 択し、スケールした場合、円グラフの形が歪んで表示されてしまいます。円グ ラフパーツをスケールしたい場合は、グループ、またはマルチ選択をせずに円 グラフパーツのみでスケールしてください。 25:ヒストリカルトレンドをパネルに配置した際の、グラフエリアカラーはデフォ ルトで黒に表示されますが、「デフォルト設定」プロパティをクリックすると 、灰色に変化します。動作上の問題は全くありません。 26:ステートによって表示色が変化するスマートパーツ(ビットスイッチ、2ステ ートランプ)をご使用の場合、パーツライブラリの中で表示されているものと 、実際にパネルに配置したものと、表示色が異なって見えますが、パーツライ ブラリのなかでは、オフ前景色を、パネル上ではオン前景色を表示しているた めです。パネルに配置した後に「デフォルト設定」プロパティのボタンをクリ ックするとオフ前景色がパネル上でも表示されます。 27:PLCデバイスアドレスの最終アドレスに文字列変数を割り付けるなど、境界を 越える可能性のある設定は行わないでください。境界を越える設定がされてい る場合はプロジェクトがビルドできません。 28:プロジェクトをオープンした直後に、パーツをツールチェストから画面に配置 しパーツから新規変数登録を行った直後にナビゲータツールの変数タブをクリ ックすると新規登録を行った変数名が見えません。ナビゲータツール、変数タ ブを再度クリックすると正しく表示されるようになります。 29:変数のプロパティの履歴データを「使用する」に設定した変数の数は各ターゲ ットタイプで異なります。オンラインヘルプを参照して制限を越えないよう設定 してください。 30:グラフ表示機配置時の注意事項(制限事項ではありません)      グラフ表示機は、通常のグラフィックと同じ操作で画面に配置します(画面上か      らマウスで始点と終点を決めて配置する方法)。この描画の際に終点を確定した      直後は、「連続描画モード」になっています(連続描画モードは続けて同じオブ      ジェクトを配置するときに便利な機能です。画面上でのマウスカーソルがグラフ      表示機の形になっている時は連続描画モードになっています)。ご注意いただく      こととして、「連続描画モード」の状態にあるときに、グラフ表示機の変数が入      力できないということにあり、「選択モード」にしてから、グラフ表示機を選択      すると変数の属性がインスペクタで表示されるようになります。 31:配列変数の設定されたアニメーション付きオブジェクトを“配列要素の自動加算” のオプションを使用して複数コピーした場合、配列要素制限数(2048)以上の要 素がコピー/作成されてしまいます。制限数を越えた要素が設定されている場合、 プロジェクトがビルドされません。配列要素制限数を越える可能性のある場合は “配列要素の自動加算”オプションの使用は避けてください。 32:“Error”または“完了”の文字列をターゲット名、パネル名、スクリプト名及び アラームグループ名に使用すると、フィードバックゾーン内のビルド処理完了ま たはエラーを表すメッセージの背景色が正しく表示されなくなります。 33:Unitelway PLCの“%IWi”,“%IWi”アドレスを整数型、実数型および文字列型の 変数に直接プロパティで設定した場合、エラーとして認識されません。 デバイスアドレス設定ダイアログで正しいアドレスを設定してください。 34:UnitelwayのPLCアドレスが割り付けられている整数型変数に対し不正なビット長 を設定してもエラーとして認識されません。アドレスに合った正しいビット長を 設定してください。 35:変数のインポート及びエクスポートのCSVファイルの処理においてMicrosoft Excel 97はサポートしておりません。Microsoft Excel 97で編集、保存されたCSV ファイルはPro-Designerへインポートできなくなりますのでご注意ください。 36:横河電機製PCリンク(SIO)FA-M3シリーズのプロトコルでは10以上の号機No.は サポートしておりません。10以上の値は設定しないで下さい。 37:プロジェクトをエクスポートした場合、登録されているデータファイル(サウンド ファイルなど)はエクスポートされません。別パソコン上にプロジェクトをインポ ートしてお使い際は必要なデータファイルを別途パソコン上にコピーして下さい。 データファイルが存在しない場合はプロジェクトがビルドできません。 38:Discrete型およびFloat型の変数の初期値はエクスポートする際に値が正しく 保存されませんのでご注意ください。Discrete型の初期値はエクスポート時に 常にOFFとなります。また、Float型の変数の初期値は整数部分のみエクスポート され、小数点以下はエクスポートされません。 <ダウンロードが正常に動作しない場合の対策> Pro-Designerからターゲット機へのダウンロードに失敗した場合には、下記の 点を確認して、対応してください。 1)ユーザーアプリケーション設定のエラーの確認 ビルドを再度実行し、エラーチェックおよびビルド処理中にエラーが発 生していないかを確認してください。 2)Pro-Designerのバージョンとターゲット機のランタイムのバージョンの確認 Pro-Designerで作成したプロジェクトをターゲット機にダウンロードする 場合、ターゲット機にインストールされているランタイムが、編集に使用 したPro-Designerと適応するバージョンでなければなりません。 適切なバージョンがインストールされていることを確認してください。 3)繰り返しダウンロードした後、メモリ不足のエラーが発生するようになった 場合 <PL、パソコンの場合> 1:ハードディスクの空き容量を確認してください。 空き容量を100MB以上、確保してください。 <PSシリーズGタイプ機の場合> 1:ファイルシステムへのダウンロード機能を使用して、CFカードへの 転送を実行してください。 不要なファイルが削除されます。 2:上記の操作を行った後でもメモリ不足が起こる場合、CFカードを フォーマットし、再度Pro-Designer Runtimeをインストールし、 再びダウンロードを実行してください。 ご注意:CFカードをフォーマットすると、PSシリーズGタイプのコン トロールパネルで設定されていた各種設定が消去されます。 再度、コントロールパネルでネットワークなどの設定を 行い、Backupを実行してください。 3:上記1、2の操作を行った後でもメモリ不足が起こる場合は、ユーザ アプリケーションのサイズが使用中のCFカードの容量よりも大きい 可能性があります。容量の大きいCFカードを使用してください。 4)CFカードへのダウンロード後、正常にターゲット機が動作しない場合 Pro-DesignerからCFカードへのダウンロードが正常に終了しても、実際に CFカードへのデータの書き込みが終了するまでには、さらに時間がかかる 場合があります。そのため、CFカードへのファイルの書き込みが完了する前 に、CFカードを抜いた可能性があります。ダウンロード処理が完了後、 約1−3分待機した後に、CFカードをドライブから抜いてください。 5)ネットワーク通信が正常に作動していない可能性がある場合 Pro-Designerをインストールしているパソコンとターゲット機が、ネット ワーク上で通信可能かどうかを確認してください。また、Pro-Designerが ダウンロードしようとしているターゲット機のIPアドレスが正しいかを 確認してください。 <上記を確認しても、まだ転送できない場合> 下記の手順を行ってください。 1) ターゲット機のPro-Designer Runtimeを終了します。 2) ターゲット機のMDS.exeを起動します。 <PL、パソコンの場合> [スタート] - [プログラム] - [Pro-face] - [Pro-Series] - [Tools] - [MDS] を起動します。 <PSシリーズGタイプ機の場合> マイコンピュータ\Storage Card1\PublicにMDS.exeのショートカットがありま す。ダブルクリックしてMDSを起動します。 3)ターゲット機でMDSを実行させた状態で、Pro-Designerからダウンロードを 実行します。 <GP2000シリーズターゲット機のシステムを修復する>  何らかの原因で転送に失敗し、ターゲット機が起動しない状況になった場合には、     [スタート] - [プログラム] - [Pro-face] - [Pro-Series] - [Tools] -     [ランタイムインストーラー]を起動します。     ランタイムインストーラーの「強制インストール」のチェックボックスをセット     して転送を行ってください。     詳しくは、Pro-Designerオンラインヘルプの「GP2000シリーズターゲット機の     システムを修復する」の項をご参照ください。 (10)Pro-Designer ランタイムの各種制限事項 ランタイム機能における本バージョンの制限事項です。 1:ターゲットスクリプトのトリガ設定が「ランタイム終了時」の場合、PSシリ      ーズPタイプ・GP2000シリーズにおけるスクリプトの機能不良ターゲットス      クリプトのトリガ設定が「ランタイム終了時」の場合、PSシリーズPタイプ      ・GP2000シリーズにおいてスクリプトが正常に動作しません。PSシリーズP      タイプ・GP2000シリーズでターゲットスクリプトを使用する場合、トリガ設      定を「ランタイム終了時」に設定する事は避けてください。 2:PSシリーズGタイプで使用できる日本語フォントの制限 PSシリーズGタイプでサポートされている日本語フォントはMSゴシックのみ となります。MSゴシック以外のフォントがPro-Designerで設定された場合も MSゴシックで表示されます。 3:データシェアリング使用時のエラー表示に関する注意事項 データシェアリング使用時に、参照されているターゲット機で変数がPLCの 範囲外のアドレスを設定している場合、参照されているターゲット機では エラーが表示されますが、参照している側ではエラーが表示されません。 参照されているターゲット機で変数が、PLCデータ範囲外のアドレスを設定 しないように注意してください。 4:同じCOMポートが設定された複数のプロトコルが、IOマネージャに存在する 場合に発生する問題 PLC変数から実際に参照されているプロトコルに、PLC変数から参照されて いない未使用のプロトコルと同じCOMポートが設定されている場合、PLCと の通信ができない場合があります。実際にPLC変数から参照されているプロ トコルがある場合は、同しCOMポートを使用した未使用のプロトコルを作成 しないよう御注意ください。 また、既に未使用のプロトコルが設定されている場合は、未使用のプロト コルを削除してからお使いください。 5:Windows2000またはXP上において、Pro-DesignerランタイムをProgram Files の下にインストールした場合、Pro-Designerランタイムを実行するには、 管理者またはAdministratorの権限が必要です。Pro-Designerランタイムを お使いの際は、Windowsにログオン時、管理者またはAdministratorグループ のメンバーとしてログオンしてください。権限の追加/変更は、Windowsの コントロールパネルの [ユーザーとパスワード]で行ってください。 6:スクリプトで”While”、”For”などループ機能を記述する際の注意事項 無限ループはエラーチェックで検出されませんので、ループ文(while、 do-while、for)を使用するときは無限ループを作成しないよう注意してください。 無限ループによりリソース不足が起こり、ターゲット機が正常に動作しなくなる 可能性があります。 7: データアニメーションを使用して文字列変数に値を入力する際の注意事項 データアニメーションで指定する文字数は、半角文字での文字数であり、 半角で最大100文字、全角で最大50文字となります。 PLCの文字列型変数で指定する文字列バイト数はPLCのデータを参照する 使用データサイズですので、格納する文字数とサイズとが異なる場合が ありますので、ご注意ください。 8: Siemens製のPLCをお使いの時、ターゲットノードの設定が間違っている場合に Pro-Designerランタイムで起こるエラーメッセージの内容が "0302ブロック サイズが小さすぎます。" となり、エラー状況を正しく説明していませんので 御注意ください。 9: グラフ表示器をご使用時、範囲設定‐表示範囲のプロパティで6桁を超えて範 囲を設定した場合、Pro-Designerランタイムでデータラベルが正しく表示さ れません。‐999,999から999,999の範囲で表示範囲を設定して下さい。又は、 範囲設定‐入力範囲, 表示範囲プロパティを使って表示データを縮小してお使 いください。 10: ヒストリカルトレンド、グラフ表示器をご使用時、又は、変数の履歴データプ ロパティがTrueに設定されている時、履歴データは実数型で保存される為、 変数の履歴データが24ビットを超える数値(16,777,216)に達した際、誤差 が生じ、正しい数値が保存されませんので御注意ください。 11:ターゲットタイプにGPシリーズまたはPSシリーズPタイプをご使用で、リンク タイプのプロトコルと接続される場合、1200bps未満の通信速度では通信でき ませんのでご注意ください。エディタでの設定を1200bps以上に設定しご使用 ください。 12:本バージョンよりも古いバージョンで作成されたプロジェクトで、リンクタイ プのプロトコルをご使用の場合、通信しない場合がありますのでご注意くださ い。ドライバを再設定することで問題を解決できます。以前のバージョンでド ライバの制御方式に"DTR/ER"を選択していた場合、本バージョンでそのプロ ジェクトをオープンすると"DTR(ER)/DSR"に自動的に変換されしまいます。 "DTR(ER)/CTS"に変更してご使用ください。 13:GPXX01タイプまたはFactory Gateway(DRAM 8MB タイプ)をご使用の際、パネ ル、オブジェクト、変数などの使用数が多い場合、Runtime上でエラー (Memory allocation failed.) が発生します。この現象が見られた場合は、エデ ィタでパネル、オブジェクト、変数などを減らしてご使用ください。 14:不正なCOMポートを選択しランタイムを起動した場合、「カーネルエラー発生」 などの不明確なエラーが表示される場合があります。このエラーが表示された 場合、エディタでCOMポートの設定を確認してください。 15:グラフ表示器、ヒストリカルトレンド、データグラフをご使用の際、他のグラフ ィックオブジェクトと重なって配置されている場合、データが正しく表示されな い場合がありますのでご注意ください。他のグラフィックオブジェクトと重なら ないように配置してご使用ください。 16:ポップアップウィンドウパネルを開く、閉じるの動作を設定する際、ポップアッ プウィンドウパネルとして存在しないパネルIDが設定された場合、予期せぬ動作      をする場合がありますのでご注意ください。ポップアップウィンドウパネルを開      く、閉じるの動作でパネルIDを間接的に指定する場合に、発生する問題ですので      間接値には、必ず存在するポップアップウィンドウパネルのパネルIDのみが入力      されるようご注意ください。 17:スマートパーツの数値表示器をバイナリの表示形式でご使用の際、 "11111111111111111111111111111111"(1が32桁)が表示されている時に入力 モードになった場合、"-1"が表示されますのでご注意ください。入力モード以外 では正常に表示されます。 18:Pro−Designerエディタのランゲージのエクスポート機能を使って文字列をエクス ポートし、編集する際にデータアニメーションが設定されている文字列を#マーク 以外の文字に変更し、インポートした場合、文字列に設定されたデータアニメーシ ョンが削除されず、そのまま残り、動作してしまう問題がありますのでご注意くだ さい。ランゲージのエクスポート/インポート機能を使ってデータアニメーション が設定されている文字列を#マーク以外の文字に変更する場合は、アニメーション 設定でデータアニメーションを削除をしてください。 19:アラームサマリでカーソルを上下に速く動かした場合、一瞬、2行に渡ってカーソル が表示される場合がありますが、アラームの機能には問題ありません。 20:PSシリーズGタイプをご使用の場合、Pro-Designerエディタの接続機器設定で、COM ポートの設定を変更しダウンロードし直した場合、接続機器との通信ができない場 合がありますのでご注意ください。通信がうまくいかない場合には、ターゲット機 を再起動してください。 21:QVGAのモノクロタイプのGPをご使用の場合、データアニメーションに設定されたポ ップアップキーパッドを閉じた後に、ポップアップキーパッドのフレーム線が画面 に残る場合がありますが、動作には全く影響を与えません。この現象を回避するた めには、画面作成時に数値表示器の位置合わせをマトリクスで行ってください。 22:データアニメーションで文字列変数をご使用の場合、変数のデータソースにより文 字列バイト数の扱いが異なりますのでご注意ください。データソースがPLCの場合、 文字列バイト数はバイト数で計算されますが、内部変数の場合、値が1バイト文字、 2バイト文字にかかわらず文字列バイト数は文字数として扱われますのでご注意くだ さい。 23:GP2000シリーズまたはPSシリーズPタイプでは、データアニメーションのFEP入力時      にカーソル表示をサポートしていませんのでご注意ください。 24:データ変換ツールをコマンドラインからご使用の際、入出力先を下記の状態で設定し た場合に、エラーメッセージが表示されませんのでご注意ください。 −出力先に存在しないフォルダーを指定した場合 −出力先フォルダーが読み取り専用に指定されている場合 −出力先フォルダーに十分なスペースがない場合 −同じ名前の出力ファイルが存在した場合の上書きオプションがセットされてない 場合 −入力ファイルに存在しないファイル名を指定した場合。 上記の状態でデータ変換ツールを起動した場合、データ変換の処理はされません。 入出力先の状態を十分にチェックしてからご使用ください。 25:タッチスクリプトから配列変数の範囲外にデータを書き込んだ際、実際のエラー事象 と異なったエラーメッセージ "スクリプトエラー タッチアニメーション スクリプ トの条件が[タッチ時]です。" が表示されますが、動作には全く影響を与えません。 26:実数変数の入力範囲に有効範囲を越える値が設定できますが、設定した時点でエラー 表示されません。有効範囲-3.4029e+038〜3.4029e+038の範囲で入力してください。 27:接続機器と通信する際、以下の条件によってはアクセスグループで設定されているス キャンタイプの周期(PLCとのデータ更新周期)に対して遅延が発生する場合がありま す。 −PLCとの通信速度 −画面上に配置されている変数の量 −スクリプト内からまとまった変数の量をPLCに対してデータ書き込む −短周期でスクリプトを起動し、PLCに対してデータを書き込む 28:パネル依存モードのポップアップウィンドウが存在するパネルに対し、パネル変更を 非常に速い周期で繰り返し行った場合、ランタイムがロックしてしまうことがありま す。非常に速い周期でパネル変更を繰り返し行わないようお願いいたします。 29:アラームサマリをお使いの場合、Pro-Designerエディタでは表示コラムのタイトルが 左詰めで表示されますが、ランタイムでは中央揃えで表示されてしまいます。 30:ターゲット機にPSシリーズGタイプをご使用の際、PLC通信の設定で誤ったCOMポート やケーブル設定をされた場合に、「タイムアウト」や、「OSエラー」など、誤りを 的確に表現しないエラーメッセージが表示される場合があります。このようなエラ ーメッセージが表示された場合は、COMポートやケーブル設定の確認もあわせて行っ てください。 31:グラフ表示器をご使用の場合、ランタイム立ち上げ時直後や、履歴データを flushToStorageメソッドを使ってストレージにはきだした直後のデータを正しく表 示できないことがあり、その場合グラフが途切れて表示されます。 32:ターゲットマシンにPSシリーズGタイプをご使用の場合、変数の数がシステム変数も 含めて6500個を越えると、ランタイムが正常に動作しません。PSシリーズGタイプを ご使用の場合は変数の数が6500個以上にならないようなプロジェクトを作成してくだ さい。 33:WindowsXPをランタイムのターゲットとして使用している場合、Pro-Designerエディ      タでターゲットプロパティのスタートアップで遅延が設定されていると、ビデオカー      ドの種類により、起動時に残り秒数が表示されない場合があります。 34:スクリプトのトリガが一定周期に設定され、周期が100msに設定されたスクリプトを 多用するとランタイムに負荷がかかり、スクリプトの実行が完了できない場合があ ります。100msなどの高速周期でスクリプトを多用しないようご注意ください。 35:複数の外部接続機器をPSシリーズPタイプ、GP2000シリーズターゲットに接続した際      にデータの更新が遅くなることがあります。 36:スクリプト内でローカル変数からPLC変数にデータを書き込むまたはその逆の処理を      行った場合、データの書き込みが完了するまで時間差が発生します(スクリプトの書      き込み処理とPLCとのデータ更新は非同期で行われているため)データの書き込みが      完了したことをフラグなどを設けて確認するようにしてください。 (11)データシェアリングAPIの各種制限事項 データシェアリングAPI機能における本バージョンの制限事項です。 1:コンパイラのバージョンについて データシェアリングAPIを用いたプログラムのビルドは「Microsoft Visual C++ 6.0」で動作確認しています。 2:VisualC++の開発環境でデータシェアリングAPIを使ったユーザーアプリ ケーションを作成する場合の注意事項 VisualC++の開発環境でデータシェアリングAPIを使ったユーザーアプリ ケーションを作成する場合、VisualC++のコンパイラでプログラムソース コードをリリースコンパイルする時に、「プロジェクトの設定」のC/C++ タブの最適化の設定をデフォルトに設定してください。最適化の設定がデ フォルトに設定されていない場合、作成されたデータシェアリングAPIを 使ったユーザアプリケーションを、VisualC++の開発環境のない他のコン ピュータ上で正常に起動できない場合があります。 VisualC++のコンパイラで、プログラムソースコードをリリースコンパイル する場合は、「プロジェクトの設定」のC/C++タブの最適化の設定をデフォ ルトに設定してください。 詳しくは、インストール先のPro-face\DocsのデータシェアリングAPIマ ニュアル(datasharingapi.pdf)を、参照してください。 3:サンプルソースとデータ交換するPro-Designerのプロジェクトの作成方法 下記に、同一PC/AT機内でランタイム処理とデータシェアリングAPIを利用 したサンプルプログラムの動作方法を説明します。 同一PC内のデフォルトフォルダにPro-DesignerとPro-Designer Runtimeが インストールされた場合を想定しています。 1)Pro-Designerでプロジェクトを作成してください。 2)ターゲット名「PCAT」のPC/AT機用のターゲットを作成してください。 3)下記の4種類の変数を作成してください。 Integer01 (整数変数) Float01 (実数変数) String01 (文字列変数) Discrete01(ディスクリート変数) 4)入力モードつきのデータアニメーションを設定し、上記変数を参照して ください。 5)ターゲット「PCAT」のプロパティ[データシェアリング を「True」に 設定し、IPアドレスとポート番号を設定してください。 xxx.xxx.xxx.xxx:4000 (本サンプルプログラムはポート番号4000に設定されています) 6)PCにVisual C++ 6.0を起動し、サンプルソース内のワークスペース "DSAPI.dsw"を開いてください。 7)Visual C++でビルドを実行してください。 8)Pro-Designerでターゲットをビルドし「シミュレーション実行」を選択 してください。 9)Visual C++でビルドしたアプリケーションを実行してください。 これにより双方でアクセスしている変数値が表示できます。 サンプルプログラム側のキー入力時の仕様 'w' : 変数値にランダム値を書き込む 'q' : サンプルプログラムを終了する 4:データシェアリングAPIを使ったユーザーアプリケーション側から、参照さ れているPro-Designer Runtimeへデータの書き込みが行われている最中 に、Pro-Designer Runtime側で画面の変更が行われた場合、書き込みが行わ れた変数はPro-Designer Runtime側では正しく更新されますが、データ シェアリングAPIを使ったユーザーアプリケーション側では、データ更新が 正常に行われないことがあります。 データシェアリングAPIを使ったユーザーアプリケーション側から、参照さ れているPro-Designer Runtime側へデータの書き込みが行われている最中 に、Pro-Designer Runtime側では画面変更を行わないよう御注意ください。 5:データシェアリングAPIをご使用の際に、"Command line syntax error, you must specify a root path using the '-d' option"というエラーメッセ ージが表示された場合、InitRuntimeAdapterExのAPIでのパラメータ設定が間 違っている可能性がありますのでご注意ください。InitRuntimeAdapterExの      パラメータ設定を確認してください。 (12)Pro-eViewの各種制限事項 Pro-eView機能における本バージョンの制限事項です。 1:Windows NT上で、Pro-eViewを使ってユーザアプリケーションを参照する際、ユ ーザアプリケーションに、MSゴシック、または、MS明朝のフォントが太字に設定 されている文字列がある場合、Pro-eViewでは太字で表示されない問題がありま す。MSゴシックとMS明朝のフォントが太字に設定されている場合は、御注意くだ さい。 2:Pro-eViewをご使用の際、インターネットブラウザで「戻る」、「進む」、「更新 」などのボタンが正常に機能しないことがあります。この場合は、インターネット ブラウザを再起動し、ターゲット機のURLアドレスを入力してご利用ください。 3:ブラウザ(Pro-eView)上でポップアップウィンドウ表示をした場合、ウィンド ウタイトルバーのサイズ分だけランタイム上で表示されるサイズより大きく表示 されます。 4:ブラウザ(Pro-eView)上でグラフ表示器を参照する場合、グラフ表示器の時間 軸の間隔がランタイムとブラウザ(Pro-eView)上で一致しない場合がありますの でご注意ください。グラフ表示器のサンプリング時間の設定が速い場合におこり やすいので、設定を遅くしてください。 5:PSシリーズPタイプ、GP-2000シリーズをPro-eViewサーバーとしてお使いの場合、 これらのターゲットで使われているフォントがPro-eViewのブラウザとしてお使 いのPCに存在しない為、ブラウザ上のテキストのフォントの大きさがランタイム      と異なります。 6:テキスト表示器をお使いの際、テキストファイルのエイリアスに日本語を使用した 場合、Pro-eViewで ”テキストファイルが見つからない、または 存在しません” というエラーメッセージが表示されます。Pro-eViewでテキスト表示器をお使いの      場合、テキストファイルのエイリアスには半角の英数字をお使いください。 7:パターンプロパティがチェックに設定されている扇形に、背景色カラーアニメーシ      ョンと塗り込みアニメーションが設定されている場合、Pro-eViewではパターンが      表示されず、パターンなしの状態で表示されてしまいます。 8:スクリプトのトリガが一定周期に設定されているターゲットスクリプトや、初期画      面に設定されているパネルスクリプトをPro-eVeiwでご使用の場合、スクリプトは Pro-eViewが立ち上がった直後から実行されます。 9:システム変数の_LastErrorStringを表示させた場合、Pro-eView上では、システム      言語の設定にかかわらず、英語でのみ示されます。 10:スクリプトのトリガが「閉じる時」に設定されたポップアップウィンドウパネルス クリプトはPro-eViewで動作しません。スクリプトのトリガを「閉じる時」に設定 したポップアップウィンドウパネルスクリプトはPro-eViewでは使用しないでくだ さい。 (13)Pro-Server通信ツール(PD-Adapter)の各種制限事項 Pro-Server通信ツールにおける本バージョンの制限事項です。 1:Pro-Server通信ツール通信開始時の注意事項 Pro-Server通信ツールを通信開始する前に、必ずPro-Designer Runtimeを起動 させてください。逆の順序でそれぞれを起動した場合、Pro-Serverと通信しない ことがあります。 2:通信中にPro-Serverを終了させる場合の注意事項 Pro-Serverと通信中にPro-Server側を終了させた場合、エラーメッセージが表示 され、Pro-Server通信ツール側も終了してしまうことがあります。通信中にPro- Serverを終了させる場合は、Pro-Server通信ツール側で通信を中断してから終了 させてください。 3:配列変数を使用する場合の注意事項 Pro-Server通信ツールを使用してPro-Designerの配列変数を通信させる場合、P ro-Serverの制限のため、Pro-Designerの配列変数はPro-Server上では、「変数 名_要素番号」として登録されます。例えば、Integer01[0]はInteger01_0となり ます。そのためPro-Designer上に、他に「変数名_数値」の変数が存在した場合、 同じ名前の変数が2つできてしまうことがあります。 この場合、変数名が重ならないようにPro-Designerで変数名を変更してからPro- Server通信ツールを設定してください。 (14)以前のバージョンのPro-Designerをご使用の方への注意事項 1:Ver.2.0のPro-Designerより、ツールチェストのユーザーインターフェイス が新しくなりました。Ver.2.0以降のPro-Designerをインストール後に初め て起動すると、Ver.1.3で提供したツールチェストが表示されます。Ver.1.3 の時点でツールチェストに保存された必要なデータは、一旦パネルを経由 して、新しいツールチェストに保存してください。一度閉じたVer.1.3の ツールチェストは、それ以降表示させることができなくなりますので、 ご注意ください。 2:Ver.1.3のスクリプトのメソッド getCurrentPanelName()指定方法が、 Ver.2.0よりgetPanelID()に変更されました。 3:Ver.3.0.0より、スクリプトのメソッド getCurrentPanelID()が getPanelID()に変更されました。Ver.2.0以前のバージョンで書かれたスク リプトをVer.3.0.0またはそれ以降のバージョンのPro-Designerで開くと、 自動的にメソッド名が変換されます。 4:メソッド名の仕様をJAVAの規格に合わせるため、スクリプトのメソッド名の 最初の文字が小文字に変更されました。Ver.3.0.0以前のバージョンで書か れたスクリプトをVer.3.0.0またはそれ以降のバージョンのPro-Designerで 開くと、自動的にメソッド名が変換されます。 5:文字列のPLC変数へのデータ格納方法が変りました。Ver.2.0まではASCII コードの1文字を1ワードに格納していましたが、Ver.3.0.0からASCIIコード の場合は1バイトに格納されます。つまり、半角文字の場合、1ワード内に 2文字格納されます。 6:Ver.2.0以前のバージョンで作成されたプロジェクトにイメージオブジェク トが含まれている場合、Pro-Designer Runtime上でイメージの右下に黒い 線が発生する場合があります。この場合、Pro-Designerで問題があるパネ ルを開き、保存し直してから再度、ランタイムにダウンロードしてください。 7:Ver.3.0.0より、Pro-Designer Runtimeのウィンドウモード時のサイズが 変更されました。 Ver.2.0以前のバージョンでは、ウィンドウのタイトルバーおよび、枠の サイズを考慮し、サイズを指定する必要がありましたが、Ver.3.0.0より、 パネルの表示位置のサイズを指定するように変更されました。その結果、 従来タイトルバーや枠幅を考慮して作成されていたデータの場合、ランタ イムを起動すると、パネルサイズより大きなウィンドウが表示されること になります。サイズの再設定をお願いします。 8:Ver.3.0.1から横河FAM3リンクプロトコルの通信設定が変更されました。 Ver.3.0.0では、横河FAM3リンクプロトコルの通信設定のうち、チェック サムの設定が「有」で通信可能でしたが、Ver.3.0.1からは「無」に変更 されました。PLC側の通信設定を変更してください。 9:Ver.3.1.0からプロトコルの通信設定が変更されました。以前のバージョン で作成されたユーザーアプリケーションでMelsec Aシリーズのモニタコマ ンドを設定していた場合、設定が解除されている可能性があります。再設 定をお願いします。 10:Ver.3.1.0ではグラフ表示器の任意サンプリングをサポートしていませんの で御注意ください。以前のバージョンで作成された任意サンプリングをご使 用のユーザーアプリケーションをVer.3.1.0で開けたり、編集した場合、サ ンプリング設定が「一定周期」に自動的に変更されますので御注意ください。 11:Ver.4.0.0からグラフ表示器にアニメーション(ポジション、可視)が設定 できなくなりましたのでご注意ください。以前のバージョンで作成されたプ ロジェクトで、グラフ表示器にアニメーションが設定されている場合は、そ の設定が無効になりますのでご注意ください。 12:Ver.4.0.0からグラフ表示器のバックアップ機能は常時使用されるように変 更されたため、電源投入時のデータの再表示機能とグラフのバックアップを 設定するプロパティは削除されました。また、Ver.3.1.0で設定されたバッ クアップ機能はVer.4.0.0では使用できませんのでご注意ください。 13:Ver.4.0.0からデータアニメーションで数値入力を行う場合、入力中に表示 される文字色は黒、背景色は白に変更されました。これによりテキストやパ ネルに設定された色により見にくくなる現象が改善されました。 14:Ver.4.0.0から小数点桁を設定したデータアニメーションのランタイム上で の入力動作が変更されました。小数点桁を設定したデータアニメーション に整数値を設定する際、Ver.3.1までは整数値だけを入力することができま したが、Ver.4.0では小数点桁を含んだ全桁数分の数字、もしくは整数値+ 小数点を入力する必要があります。 注意:この資料の一部または全部を無断で使用、複製することはできません。 ※※※※※※※※※※※※ README.TXT 終わり ※※※※※※※※※※※※