PS6000シリーズ用Windows10 Enterprise 2019 LTSCのライセンス認証(アクティベーション)の詳細について説明いたします。
Windows10 Enterprise シリーズのライセンス認証の状態は以下の3つの状態に分けられます。
1.ライセンス認証された状態

2.ライセンス認証の遅延状態

3.ライセンス認証されていない状態

初期設定では、PS6000シリーズの各デバイスのライセンス認証を有効にする必要がありますが、PS6000シリーズがインターネットに接続されていない場合は、
そのPS6000シリーズのライセンス認証は”2.ライセンス認証の遅延状態”となります。( PS6000シリーズがインターネットに接続されると、
インターネット経由でPS6000シリーズのライセンス認証が自動的に行われます。)
つまり購入後にインターネット接続を行わないスタンドアロン状態の場合は、”2.のライセンス認証の遅延状態”というステータスのまま継続して
ご使用可能な状態を持続いたします。
(これはOEM版であるWindows10 Enterprise のみです。市販のWindows10ではライセンス認証を能動的に行わなければなりません)
使用中にインターネット接続を行った場合は自動的にマイクロソフトのサーバに接続してライセンス認証が完了し、”1.ライセンス認証された状態”となり、
”3.ライセンス認証されていない状態”になることは弊社が提供させていただくWindows10 Enterprise 2019 LTSCでは発生することはありません。
従って、インターネット接続を行わない状態でご使用を継続する場合は、Windows10 Enterprise 2019 LTSCはライセンス認証の遅延状態のまま使用可能な状態となります。
ただし、動作状態としてはイベントログ上では認証を行っていないというフラグが立ったままなので、「ライセンス認証が失敗しました 0x80072EE7」のメッセージが定期的にSystem.evtxに記録される状態となります。