スマートな意思決定をするためには、情報の処理が重要です。現代人は限りなく多くの情報を手にしています。しかし、その情報の力を理解していても、効果的に活用するためのツールを必ずしも持っているとは限りません。
身近なものとして車のナビゲーションシステムを例としてあげます。新しい土地に行くときのワクワク感、新しい発見をしたときの興奮は、誰もが感じたことがあるはずです。当たり前のようにナビゲーションで目的地の設定をする。気がつくと、何の苦労もなく目的地に到着している。
でも、どのようにして目的地までのルートと時間を設定できたのでしょうか?それは、従来の地図と最新の交通状況という2つの情報を組み合わせたものです。ナビゲーションシステムは、シンプルな情報の価値を高め、アウトプットを最大化するために設計されています。
Pro-faceであなたのビジネスをナビゲート
私たちは30年以上にわたって、お客様との対話から得た知見を応用し、常にPro-face製品を改善することに専念してきました。その結果、情報価値を高め、お客様のものづくりに貢献をしてきました。
Pro-faceは、お客様のビジネスをナビゲートし、効果的な意思決定を支援することで、スムーズに目的地へ到着できるようにします。そのプロセスは、「収集する」「見せる」「伝える」というシンプルな3ステップに集約されます。
ステップ1:収集する
オートメーションの世界では、情報はさまざまなところからもたらされます。装置はより複雑になり、各機器から取得するための情報量もかつてないほど膨大になっています。
Pro-faceは、シームレスにつながることの重要性を認識し、日本および世界中のPLC、ロボットコントローラー、ドライブ、モーションコントローラー、センサーなど、様々なソースから情報を収集できるように設計されています。また、オペレーターからの情報収集も可能としており、誰がいつ作業をしたのか、どのプロセスで何が起こったのか操作情報を履歴として残せます。
ステップ2:見せる
収集した情報は表現してこそ活かされるものです。そこで、Pro-faceはデータを加工してグラフィカルに表示し、オペレーターが装置の状態を把握できるようにします。
例えば、エラー発生時には、時間、温度条件、センサー情報など豊富なデータを収集し、わかりやすいグラフィックで表示することで、オペレーターが迷うことなく対応できるようにします。さらに、ほかの装置や設備、工場全体の進捗状況を把握したり、操作履歴と組み合わせたりすることで、機械の運用を改善することができます。
ステップ3: 伝える
情報が収集され、わかりやすく表示されたら、次はそれを必要とする人へ伝える番です。
HMIで収集した情報は、オペレーターやメンテナンススタッフ、ラインマネージャーやスーパーバイザーがPCやタブレット、スマートフォンから見ることができ、リアルタイムの状況に基づいて効果的な意思決定ができるようになります。
また、生産ラインの各所に設置されたアンドンディスプレイにリアルタイムで情報を表示し、従業員全員が最新の状況を把握し、適切な行動を取れるようにした事例もあります。
しかし、それだけでは終わりません。上記の3ステップとAR(拡張現実)を組み合わせることで、データをより生産的で効率的なシステムのための強力なツールに変身させることができます。
オペレーターやメンテナンススタッフは、設備や装置、制御盤にタブレットをかざすと、制御盤を開けることなくリアルタイムの情報を得ることができ、その場で効果的な意思決定ができるようになります。必要であれば、タブレット端末上で操作説明書を見ることも可能です。
私たちは、今後数年間、すべてのHMIプラットフォームでデジタル化を加速し、オペレーターに力を与える新しい機能や技術を開発することを約束します。また、お客様から学ぶことで、情報価値を高め、働き方を変える強力なソリューションを生み出すます。楽しみにしてください。