生産現場でのビックデータ活用の新市場創出に向けて、 新しいインターフェイス端末「SP5000シリーズ」の販売を開始

掲載日:2014/5/8

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株式会社デジタル(社長:安村義彦 本社:大阪市住之江区南港東)は、生産現場とオフィスで発生するビックデータをより活用して生産効率の改善を実現させるため、新カテゴリSmart Portal(スマートポータル)を提唱し、新市場創出を目指します。Smart Portal(スマートポータル)として、新しいインターフェイス端末「SP5000シリーズ」を2014年4月25日より受注開始いたしました。

 

  当社は、1989年に世界で初めてプログラマブル表示器(以下HMI)を発表し、生産現場のPLCや各種制御機器と接続するHMI市場を創出しました。HMI市場の創出により、データをわかりやすく表示し、装置をかんたんに操作できることによって生産現場の効率化を実現してきました。

 

  近年、生産現場での効率改善のため、生産装置の高性能化、生産現場のIT化が実現されています。生産現場で取り扱われるデータ量はますます増え続けており、それらのビックデータを活用した工場のスマート化を模索する動きが出てきています。そのため、データを取得し効率改善のために必要な場所で適切な形で提供したい、生産現場とオフィスを安全にネットワーク化したい、といったニーズが生まれています。それらのニーズに応え、生産現場の一層の効率改善を進めるため、新しいインターフェイス端末「SP5000シリーズ」は開発されました。

 

  従来、生産現場の既存設備に対して生産現場とオフィスのネットワーク化を実現するには、大規模システムの導入や設備の刷新が必要とされていました。スマートポータルを生産現場に導入することで、生産実績や装置データなどの生産現場の情報と、生産管理データなどオフィス側で必要とされる情報のスマート化がローコストに実現できます。当社は、SP5000シリーズでスマートポータルという新市場を創出し、今後5年で現在のHMIと同規模の市場となることを見込んでいます。

 

  当社では今後も「Pro-face for the best interface」のコーポレートスローガンに基づき、様々な生産現場での産業機械に接続できる、ベストなインターフェイスとなる製品の開発を目指してまいります。

 

SP5000シリーズ
ディスプレイモジュール
SP5000シリーズ
ボックスモジュール
ディスプレイとボックスの組合わせ図

特長

  1. 最大1600万色のTFTカラー液晶、マルチタッチパネルを採用。タブレットのような操作にも対応予定。(プレミアムディスプレイ使用時)
  2. モジュール構造、ネジ不要の本体取り付け方式を採用。修理交換時、メンテナンス性の向上を実現。
  3. 6種類のディスプレイモジュールと2種類のボックスモジュールによる組み合わせにより、用途に合わせて選べる12パターンをご用意。
  4. Windows 上で作動するアプリケーションに対応。マニュアル確認やデータ分析などにオフィスで使っているアプリケーションが生産現場でも活用可能。(オープンボックス使用時)
  5. イーサネットポートを2ポート標準搭載。オフィスと工場のネットワークを2つのIPで物理的にセグメント化し、安全で管理しやすいネットワーク接続を構築可能。
  6. SIO標準2ポート、USB最大3ポートを搭載。各種機器とプログラムレスで接続できるドライバーを用意したことにより豊富でかんたんな機器接続を実現可能。
  7. 当社のリモートアプリケーションソフトウェア、Pro-face Remote HMIと組み合わせて使うことにより、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末から遠隔での確認・操作にも対応。
  8. 各種海外安全規格や耐環境IP65F / IP66F / IP67Fへのに対応により多様な利用シーンに対応。

参考標準価格(税別)

  • 231,000円~568,000円

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